ジダン監督はペレス政権下で初の再登板…その他12人の指揮官たちの今

ジダン監督はペレス政権下で初の再登板…その他12人の指揮官たちの今

 17日に行われたリーガ・エスパニョーラ第28節で、レアル・マドリードはセルタに2−0で勝利。ジネディーヌ・ジダン監督の復帰初戦を白星で飾った。


 フロレンティーノ・ペレス会長が2000年6月に現職に就いて以降、同会長の下では13名の指導者がレアルの監督を務めてきた。だが、2度にわたってチームを指揮するのは、ジダン監督が初めてのことになる。では、その他12名はレアル退団後にどのようなキャリアを歩み、現在はどのような活動を行っているのか。各々の“その後”をまとめて紹介する。


写真=Getty Images


◆■ビセンテ・デル・ボスケ

生年月日:1950年12月23日(68歳)

レアル監督:1999年11月〜2003年6月

主な獲得タイトル:チャンピオンズリーグ(2回)、リーガ・エスパニョーラ(2回)、インターコンチネンタルカップ(1回)


レアルの監督時代には、ジネディーヌ・ジダンやルイス・フィーゴら、スター選手を擁した“銀河系軍団”を率いて数々のタイトルを獲得。2008年からはスペイン代表監督を務め、2年後の南アフリカW杯とユーロ2012でチームを優勝に導いた。2016年のブラジルW杯後に退任すると、以降は第一線から退き、現在はサッカーやその他スポーツのイベントに参加している。


◆■カルロス・ケイロス


生年月日:1953年3月1日(66歳)

レアル監督:2003年6月〜2004年5月

主な獲得タイトル:スーペル・コパ・デ・エスパーニャ(1回)


マンチェスター・Uのアシスタントコーチからレアル・マドリードの監督に就任したが、無冠に終わったため1年で解任された。その後は、ポルトガル代表監督として2010年の南アフリカW杯に出場。また、イラン代表監督として2014年のブラジルW杯、2018年のロシアW杯に連続して参加した。今年2月からはコロンビア代表監督に就くことが決定。22日に行われるキリンチャレンジカップ2019の日本戦が初陣となる。


◆■ホセ・アントニオ・カマーチョ

生年月日:1955年6月8日(63歳)

レアル監督:2004年5月〜2004年9月

主な獲得タイトル:なし


2004年に2度目のレアル監督就任を果たしたものの、わずか6試合の指揮をもって辞任した。その後は、ベンフィカとオサスナの監督を歴任し、2011年から中国代表の監督に就任。しかし、同国をW杯本大会に導くことはできず、2016年から率いたガボン代表でも11試合で2勝に留まり、昨年9月に解任された。現在はフリー。


◆■マリアーノ・ガルシア・レモン

生年月日:1950年9月30日(68歳)

レアル監督:2004年9月〜2004年12月

主な獲得タイトル:なし


カマーチョ監督の辞任を受け、アシスタントコーチから昇格したが、チームを好転させることはできず、わずか3カ月で解任の憂き目にあった。2007年にはカディスの監督に就任したものの、同クラブでも結果を残せず。開幕7試合で退団を余儀なくされた。その後は表舞台から遠ざかっている。


◆■ヴァンデルレイ・ルシェンブルゴ


生年月日:1952年5月10日(66歳)

レアル監督:2004年12月〜2005年12月

主な獲得タイトル:なし


南米屈指の理論派として知られたブラジル人指揮官。欧州で唯一、監督を務めたクラブがレアルだったが、タイトル獲得には至らず、1年足らずで退任を余儀なくされた。2015年には中国の天津権健(現・天津天海)を率いることが決まり、自身2度目の海外挑戦を果たしたが、そこでも結果を出せず。2017年10月にスポルチ・レシフェの監督を退任して以降は、フリーの状態が続いている。


◆■フアン・ラモン・ロペス・カロ


生年月日:1963年3月23日(55歳)

レアル監督:2005年12月〜2006年6月

主な獲得タイトル:なし


ルシェンブルゴ監督解任後のレアルを率いたが、半年でクラブを退団。2010年からは海外を拠点に活動し、サウジアラビア代表とオマーン代表の監督を歴任した。2016年秋に大連一方の監督に就任すると、2017年には中国2部リーグの最優秀監督賞を受賞。昨年4月から率いる深センFCでも1部昇格を達成し、今年ついに中国スーパーリーグでその手腕を振るうこととなった。


◆■マヌエル・ペジェグリーニ


生年月日:1953年9月16日(65歳)

レアル監督:2009年6月〜2010年5月

主な獲得タイトル:なし


レアルでは“無冠”に終わり、1年での退任を余儀なくされたが、その後率いたマラガではチャンピオンズリーグ初出場にしてベスト8を達成。マンチェスター・Cではプレミアリーグ優勝をはじめ、3つのタイトルを獲得した。2016年には、河北華夏の監督に就任。新たな挑戦をスタートさせたものの、昨年5月にウェストハムと契約し、2年ぶりの欧州復帰を実現させた。


◆■ジョゼ・モウリーニョ

生年月日:1963年1月26日(56歳)

レアル監督:2010年5月〜2013年6月

主な獲得タイトル:リーガ・エスパニョーラ(1回)、コパ・デル・レイ(1回)、スーペルコパ・デ・エスパーニャ(1回)


リーグ優勝1回を含む3つのタイトルを獲得したあと、2013年にレアルの監督を退任。すると、古巣チェルシーの指揮官に返り咲き、2年目で自身3度目のプレミアリーグ制覇を成し遂げた。2016−17シーズンからはマンチェスター・Uを率いることとなったが、“3年目のジンクス”に打ち勝つことはできず、昨年末に退任。今月にはレアルの監督復帰が噂されたが、実現には至らず、テレビ解説などを務めている。


◆■カルロ・アンチェロッティ


生年月日:1959年6月10日(59歳)

レアル監督:2013年6月〜2015年5月

主な獲得タイトル:チャンピオンズリーグ(1回)、FIFAクラブワールドカップ(1回)、コパ・デル・レイ(1回)


就任1年目でコパ・デル・レイとチャンピオンズリーグの2冠を達成。クラブ史上10度目の欧州制覇を成し遂げたものの、2年目は主要タイトルを獲得できず、シーズン終了後に退任が決まった。その後は、類まれなる指導力を発揮して、“ジョゼップ・グアルディオラ後”のバイエルン、“マウリツィオ・サッリ後”のナポリを率いるという難役を見事にこなしている。


◆■ラファエル・ベニテス


生年月日:1960年4月16日(58歳)

レアル監督:2015年6月〜2016年1月

主な獲得タイトル:なし


レアルの監督の座に就くことは、クラブOBとして最大の夢だった。しかし、主力選手からの信頼を得られず、わずか7カ月で解任。そのショックの大きさたるや想像に難くない。それでも2カ月後には、ニューカッスルの監督に就任。降格と昇格を1度ずつ経験し、気が付けば今季で4年目のシーズンを過ごしている。


◆■フレン・ロペテギ

生年月日:1966年8月28日(52歳)

レアル監督:2018年6月〜2018年10月

主な獲得タイトル:なし


スペイン代表を率いてロシアW杯に臨むはずだったが、昨年6月12日にレアルの監督就任が発表されると、翌日に解任。その138日後に再び解任の憂き目にあった。今年2月に公開された『BBC』のインタビューでは、「(当時は)自分自身がどこにいるのかさえ分からなかった」と、状況の変化の大きさに戸惑いを感じていたことを告白している。メキシコ代表監督就任などの噂もあったが、今もフリーのままだ。


◆■サンティアゴ・ソラーリ


生年月日:1976年10月7日(42歳)

レアル監督:2018年10月〜2019年3月

主な獲得タイトル:なし


ロペテギ監督解任を受けて、レアル・マドリード・カスティージャ(Bチーム)から内部昇格を果たし、トップチームの指揮官に。自らの教え子であるセルヒオ・レギロンやヴィニシウス・ジュニオールを重用するなど独自色を打ち出した。しかし、バルセロナとのエル・クラシコに連敗、チャンピオンズリーグでもアヤックスに逆転負けを喫して退任が決定した。今後のことは未定だが、2021年まで契約が残っているため、クラブは残留を要請しているようだ。


(記事/Footmedia)


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