秋田商vs明桜【秋田県】

高校野球で甲子園に出場するためには、地方大会でどうしても勝たなければいけない相手がいる。同一都道府県でしのぎを削ってきた宿命のライバルを紹介していく。

秋田県は1915年夏の第1回大会で秋田中(現秋田)が準優勝するなど全国での歴史は古い。2018年夏には吉田輝星(現日本ハム)擁する金足農が準優勝し、「金農旋風」を巻き起こしたのは記憶に新しいが、県内の二大勢力を挙げるとすれば秋田商と明桜だろう。

秋田商は春6回、夏18回甲子園に出場。1960年センバツでベスト4、夏は1935年と2015年にベスト8進出したのが最高成績だ。石川雅規(現ヤクルト)がエースだった1997年夏は、初戦で和田毅のいた浜田(島根)に逆転サヨナラ勝ちしたが、2回戦で浦添商(沖縄)に敗れた。

秋田経大付から秋田経法大付、さらに現校名に変更した明桜は、春5回、夏9回甲子園に出場。左腕・中川申也(元阪神)が1年生だった1989年夏にベスト4進出し、ベビーフェースの中川は一躍、アイドル級の人気となった。小野仁(元巨人など)、攝津正(現ソフトバンク)らも同校OB。

秋田県のライバル校比較

習志野vs木更津総合【千葉県】

千葉はかつて習志野と銚子商が覇権を争った時代があり、1974年夏に銚子商が全国制覇すると、翌1975年夏に習志野が優勝し、千葉県勢で連覇を果たしたことがある。ただ、銚子商は2005年夏以来、甲子園出場しておらず、現在は群雄割拠の状況だ。

その中でも習志野は2019年に春夏連続出場。センバツでは決勝で東邦(愛知)に敗れたものの準優勝を果たした。「美爆音」と呼ばれたブラスバンドの応援も話題を呼んだ。矢沢健一(元中日)、掛布雅之(元阪神)、福浦和也(現ロッテコーチ)ら多くのプロ野球選手を輩出している。

習志野以上に千葉を代表する強豪になりつつあるのが木更津総合だ。2012年以降の8年間で5回、夏の甲子園に出場。2016年には春夏連続ベスト8に進出した。与田剛(現中日監督)は同校OB。

千葉県のライバル校比較

龍谷大平安vs福知山成美【京都府】

京都の高校球界を牛耳っていると言っても過言ではないのが名門・龍谷大平安。実に春41回、夏34回、計75回の甲子園出場は全国最多、通算103勝は中京大中京(愛知)に次いで全国2位となっている。

甲子園初優勝は平安中時代の1938年夏。さらに1951年夏、1956年夏にも全国制覇を果たし、2014年には決勝で履正社(大阪)を下してセンバツ初優勝を飾った。

かつては東山や京都外大西、北嵯峨なども強かったが、近年、立命館宇治や京都翔英などとともに力をつけているのが福知山成美。実績では龍谷大平安に及ばないものの、2006年夏、2014年春にはベスト8進出している。

京都府のライバル校比較

徳島商vs鳴門【徳島県】

徳島県勢はセンバツ優勝が5度もある。そのうちの2校が徳島商と鳴門だ(それ以外は池田が2度、海南が1度)。

徳島商は1947年センバツで優勝し、板東英二(元中日)がエースだった1958年夏に準優勝するなど、春夏計42回甲子園に出場。川上憲伸(元ブレーブスなど)がいた1993年夏はベスト8進出し、準々決勝で春日部共栄(埼玉)に敗れた。2011年夏を最後に甲子園から遠ざかっているのは寂しい限りだ。

鳴門は1950年夏に準優勝すると、翌1951年センバツで優勝。さらに1952年センバツでも準優勝した。最近は2010年以降の10年間で8回、夏の甲子園に出場しており、2013、2016年にはベスト8進出している。

徳島県のライバル校比較

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