頼れる虎の4番の母校は関甲新学生リーグで8度優勝

阪神の大山悠輔が好調だ。オープン戦は.378で首位打者だったが、ジャスティン・ボーア、ジェリー・サンズの新外国人と2年目のジェフリー・マルテら助っ人陣の陰に隠れる形で開幕スタメンを外れた今季。7月に入ってから本調子を取り戻し、規定打席には到達していないものの打率は4割を超えている。得点力不足に悩む阪神において、今最も頼りになる打者だろう。

ドラフト1位で入団した虎の4番が、4年前まで所属していたのが白鴎大。他にもプロ選手を輩出してはいるものの、全国的に有名な大学ではない。

所在地は栃木県小山市。1974年、白鴎女子短期大学としてその歴史をスタートし、1986年に白鴎大学経営学部が開設されている。硬式野球部は関甲新学生野球連盟に所属。1部リーグは他に上武大、平成国際大、山梨学院大、作新学院大、新潟医療福祉大が所属している。優勝回数では上武大が33回と圧倒しているが、白鴎大も2019年秋季リーグなど8回の優勝を誇る。

現役選手はソフトバンク・高谷裕亮、楽天・岡島豪郎ら6人

大山は1年春からレギュラーをつかみ、4年春にはリーグ新記録の8本塁打、タイ記録の20打点で二冠王。リーグ通算119安打、16本塁打、93打点をマークし、日米大学選手権の日本代表にも選ばれている。

白鴎大出身の現役選手は大山を含めて6人。プロ14年目のベテラン、ソフトバンクの高谷裕亮、楽天の選手会長を務めた岡島豪郎、ブラジル出身のルシアノ・フェルナンド、つくば秀英高時代から大山とチームメートだった西武・中塚駿太、2019年育成6位で入団したオリックスの大下誠一郎となっている。

引退した選手を見渡しても、プロ通算563安打、49本塁打をマークした元ヤクルトの飯原誉士の活躍が目立つ程度で、1位指名されたのは大山が唯一。同校の期待の星と言っても過言ではないだろう。

阪神の本拠地・甲子園はライトからレフトへ吹く浜風が強く、左の長距離砲は常に逆風にさらされる。だからこそ右のスラッガー・大山にかかる期待は大きいのだ。入団3年目までの本塁打数は7本、11本、14本と少しずつだが増えている。

生え抜き選手で30本塁打を放ったのは、1985年の掛布雅之(40本)と岡田彰布(35本)が最後となっている阪神。大山には生え抜き主砲へ成長と、白鴎大OBとして大きな期待がかかっている。

《関連記事》
・オープン戦首位打者、阪神・大山悠輔の適性打順は?
・それでも阪神・藤浪晋太郎の復活を信じたいファン心理
・阪神・近本光司は2年目のジンクス?気になる四球の少なさ