西武「山賊打線」が800得点ペース 日本記録「908」は68年前のあの打線

西武「山賊打線」が800得点ペース 日本記録「908」は68年前のあの打線

西武はシーズン800得点超ペース

今シーズン、開幕から圧倒的な打撃力を誇りパ・リーグの首位を走る西武。山川穂高、源田壮亮、浅村栄斗、秋山翔吾、外崎修汰らで形成する打線は「山賊打線」とも称され他球団から恐れられている。

39試合終了時点で219得点は12球団トップであり、1試合平均5.6得点をあげている。このペースを維持できれば、シーズン(143試合)803得点となる。昨シーズンの西武はパ・リーグ最多となる660得点だったが、その記録を大幅に上回りそうな圧倒的攻撃力を見せている。

しかし、プロ野球記録は908得点。今のままではシーズン最多得点とはならないだろう。セ・パ2リーグ制となった1950年に松竹ロビンスが記録したその数字は、67年間破られていない。

当時、松竹の打線についた名称は「水爆打線」。水爆はもちろん水素爆弾の略であり、現在であれば不謹慎と捉えられていたかもしれない。しかし、それほどまでに破壊力のあった打線だった。

水爆打線のもうひとつの記録

1950年、水爆打線の中心は3番を任されていた小鶴誠だった。この年の小鶴は打率.355、51本塁打、161打点で本塁打王、打点王の二冠を獲得し、MVPも受賞している。小鶴が記録した161打点、143得点、376塁打はプロ野球記録として残っており、2017年終了時点でいまだに破られていない。

小鶴が素晴らしい成績を残しているのは事実だが、他の選手も結果を残している。1番を任されていた金山次郎は打率.311、7本、67打点に加え74盗塁をマークし盗塁王を獲得。

小鶴の後ろを打つ4番の岩本義行は当時38歳。年齢を感じさせないプレーで、打率.319、39本、127打点を記録。打撃タイトルこそないものの、3割30本塁打100打点の成績を残していた。

5番の大岡虎雄も打率.281、34本、109打点をマーク。小鶴、岩本、大岡とクリーンアップ3人そろって30本塁打100打点以上を記録していたのだ。

小鶴を中心とした打撃面に注目が集まり、あまり知られていないのだが、シーズン223盗塁は2017年終了時点でセ・リーグ記録でもある。5番の大岡、投手を除いて全員が2桁盗塁を記録しており、まさに、打って走れる打線だった。

このところ低調となっている西武の「山賊打線」だが、シーズン終了時にどのような成績となっているのだろうか。今後に注目したい。

【水爆打線】
1番:(二)金山次郎(打率.311/7本/67打点/74盗塁)
2番:(三)三村勲(勇夫)(打率.265/16本/72打点/13盗塁)
3番:(中)小鶴誠(打率.355/51本/161打点/28盗塁)
4番:(右)岩本義行(打率.319/39本/127打点/34盗塁)
5番:(一)大岡虎雄(打率.281/34本/109打点/6盗塁)
6番:(左)木村勉(打率.292/3本/37打点/14盗塁)
7番:(捕)荒川昇治(打率.268/3本/51打点/25盗塁)
8番:(遊)宮崎次郎(打率.273/3本/58打点/17盗塁)
9番:(投)真田重男(重蔵)(打率.314/2本/36打点/2盗塁)

【1950年松竹チーム打撃】
打率.287/179本塁打/908得点/223盗塁

【2018年西武チーム打撃】
※5月20日終了時点
打率.278/39本塁打/219得点/48盗塁
<143試合換算>
打率.278/143本塁打/803得点/176盗塁

ⒸSPAIA

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