日本代表のユニフォームはなぜ青い サムライブルーのトリビア

日本代表のユニフォームはなぜ青い サムライブルーのトリビア

チームを象徴するW杯ユニフォーム

6月14日に開幕が迫ったロシアW杯。世界中の代表が集まって開催されるサッカーの祭典で、選手が纏うユニフォームにはたくさんの歴史が刻まれている。その証拠に、サッカー通ならば遠目に見ても「あ、あの国だな」とわかるチームがいくつもあるのではないだろうか。
赤、黄色、白……と、選手と同じユニフォームを纏ったサポーターが埋め尽くすスタジアムの「色」は、試合の熱狂に一役買っていると言っても過言ではない。ユニフォームの色は、チームを象徴するものの一つなのだ。

さて、サッカー日本代表のユニフォームといえば「SAMURAI BULUE」という愛称からもわかるように「青」。ドーハの悲劇やW杯初出場を決めたジョホールバルの歓喜、マイアミの奇跡…記憶の中の日本代表を思い返すと、デザインは変わってもやっぱり青い。
今回のロシアW杯で着用するユニフォームも、青というより藍色ではあるけれど、やはり「ブルー」。

一方で世界を見渡すと、代表ユニフォームユニフォームには国旗の色が採用されていることが多い。ブラジルの黄色と緑、アルゼンチンの水色と白などが代表的で、国旗の色が国を象徴するナショナルカラーと広く認識されていることから考えても当然のことと言えるかもしれない。

では、なぜ日本代表のユニフォームは青いのだろう?

なぜ日本代表は「青」なのか。

実はJFA(日本サッカー協会)に青の由来を尋ねると「わからない」と言うのが正式な回答。一般的には「国と国土を象徴している海と空の色」と考えられているが、これは後になってつけられた理由で、文献など明確な資料が残っていないため実際のところは不明なのだ。

他にも選手を多く輩出した東京帝国大学のシンボルカラーを採用したという説、日の丸が最も映える色だからという説などあるが、全て公式見解ではないのである。

いつから、日本代表のユニフォームは青?

日本代表の歴史を振り返ると、1936年(昭和11年)のベルリンオリンピックで着用されたサックスブルーのユニフォームが、日本代表が青を纏った最初。この時の日本代表は、オリンピック初出場であったにもかかわらず、優勝候補だったスウェーデンを相手に3対2で勝利。
この勝利は「ベルリンの奇跡」と称えられ、日本サッカーが世界に初めて輝きを放った勝利となった。その時に、日本代表勝利のDNAの一つとして「青」が組み込まれたのだろうか。

その後、1964年の東京オリンピックでは白、1989 年から1991年まで赤を基調にしたユニフォームに変更したものの、どちらの結果もふるわず。ジンクス的な意味合いもあったのか、1992年以降は再び青を踏襲しながら現在に受け継がれている。

今回のユニフォームは日本の伝統色「勝色」がベース

ロシアW杯に挑むメンバーが着用するユニフォームの青は、深く濃い藍色。この藍色は「勝色(かちいろ)」と呼ばれる日本の伝統色である。「勝色」は、戦国時代の武将たちが戦いに挑む際、鎧下と呼ばれる着物に好んで使ったとされる藍染の生地の中で最も濃い色とされており、この濃く深い藍を出すためには布を叩きながら染めるため、「叩く=褐(かつ)=勝つ」にかけて、勝利への験担ぎをしていたのだとか。

つまり、今回6度目のW杯を戦うこととなる日本代表は、まさに「勝負に挑むための青」を身にまとっているのだ。戦乱の世の中を切り開いてきた武将の魂を引き継ぎ、ロシアW杯でグループリーグを突破するような活躍を見せてくれることだろう。

Ⓒゲッティイメージズ

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