広島は會澤が正捕手定着、巨人は5選手による争奪戦 セ・リーグ6球団の捕手事情

広島は會澤が正捕手定着、巨人は5選手による争奪戦 セ・リーグ6球団の捕手事情

広島は勝利と育成の両立なるか

セ・リーグ4連覇を目指す広島はメイン捕手の會澤翼とベテランの石原慶幸、若手の磯村嘉孝のほぼ3人体制でシーズンを戦ってきた。中でも會澤は規定打席に到達していないが、打率.305、13本塁打と屈指の打力を見せており、立派な正捕手になったといってもいい活躍ぶりだった。

このように、お手本となるような捕手の運用をしてきた広島だが、ひとつ大きな懸念点がある。順調にいけば、今シーズン中に會澤がFA権を取得するのである。もちろん、會澤が権利を行使するかは現時点でわからないのだが、それに対し「備え」を行っていくことは重要になってくる。

會澤が抜けたと仮定すると、正捕手になるであろう磯村を育てながら、その次の世代になる坂倉将吾や中村奨成にも経験を積ませていかねばならない。緒方孝市監督は4連覇を目指しながら、その先をどのように考えて動いていくのだろう。

対照的な動きを見せたヤクルトと巨人

このオフに動いた2位のヤクルトと3位の巨人だが、その動き方は対照的だった。ヤクルトは、今シーズン中にFA権を取得する見込みの中村悠平と3年契約を締結。少なくとも3年間は中村を中心にしながら、捕手を運用していくことを表明したと言っていい。ベテランの井野卓がその脇を支え、この3年間で次世代の捕手として松本直樹、古賀優大らを育てていくことになるだろう。

一方、巨人は阿部慎之助が一塁から捕手へ復帰。プロ入り時のポジションである捕手で、最後の勝負に打って出た。しかし、それだけではない。日本代表経験もある小林誠司と、新人ながら83試合に出場し打率.265、4本塁打の成績を残した大城卓三、さらには宇佐見真吾と3人の捕手がいるにもかかわらず、FA権を行使した炭谷銀仁朗を西武から獲得したのである。

一般的に、一軍の捕手は3人で運用することが多い。果たして原辰徳監督は5人の候補をどのように起用してくのだろうか。注目が集まるポイントとなりそうだ。

中日は加藤匠の大抜擢も?昨季Bクラス球団の捕手事情

Bクラスの3チームを見ると、今シーズンもDeNAと中日は併用となりそうだ。昨シーズンのDeNAは、嶺井博希(90試合)、伊藤光(46試合)、高城俊人(28試合)、戸柱恭孝(24試合)の4人が多く起用されている。しかし、アレックス・ラミレス監督は先日のイベントで「8番・捕手」として伊藤の名前を挙げた。現時点では伊藤が一歩抜け出しているようだ。

中日は昨シーズン、松井雅人(91試合)、大野奨太(62試合)、武山真吾(30試合)、木下拓哉(14試合)の4人が起用されていた。出場試合数だけを見ると、松井雅がレギュラーに近そうだが、注目を集めているのは5年目の加藤匠馬だ。昨シーズン、加藤に一軍出場はなく通算でも5試合のみと実績はない。しかし、伊東勤ヘッドコーチが目をつけ、このキャンプでは一軍で汗を流している。オープン戦の結果次第では、大抜擢があるかもしれない。

最下位に沈んだ昨シーズンの阪神では、梅野隆太郎が初めて規定打席に到達し、打率.259、8本塁打、47打点と打撃3項目でキャリアハイを達成した。現時点で正捕手候補No.1は梅野だが、2月7日に行なわれた紅白戦では、坂本誠志郎や長坂拳弥の2人も本塁打を放っており負けてはいない。

各選手がアピールする中、捕手出身である矢野燿大監督はどのような判断を下すか注目したい。

※数字は2018年シーズン終了時点

ⒸSPAIA


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