DeNA・今永昇太は何が変わった?ほとんどの部門でリーグトップ

DeNA・今永昇太は何が変わった?ほとんどの部門でリーグトップ

エースの風格が漂う

現在、17勝25敗と大きく負け越しリーグ最下位に低迷しているDeNAで、孤軍奮闘とも言える活躍を見せているのが今永昇太だ。

2017年には11勝を挙げ一躍リーグを代表する左腕となったが、昨季は4勝11敗と不振。ところが今季、既にハーラーダービートップの5勝(1敗)で、防御率1.37、勝率.833、60奪三振は、いずれもリーグトップ。

8試合に登板し、リーグの先発投手で唯一QS(6イニング以上を自責点3以内に抑える)率が100%。1投球回あたり何人の走者を出したかを表す指標・WHIP[計算式:(与四球+ 被安打)÷投球回]は、これまたリーグトップの0.91。先発投手であれば、1.20未満であれば優秀とされていることから、いかに今永の数字が優れているかが分かる。

セ・リーグ WHIPの表ⒸSPAIA

ⒸSPAIA

マウンドに立つ表情は自信に満ちあふれ、堂々とした投げっぷりには貫禄すら感じる。もはやエースの風格も漂い始めた今永だが、一体何が変わったのだろう。

ストレートを軸とした配球

今季は、勝負所で三振を奪うことができている今永。奪った三振60個のうち33個をストレートで奪っている。スライダー、チェンジアップ、カーブ、フォークも投げているが、ストレートの被打率は.157と最も低い。4月12日の広島戦では、序盤から150km前後のストレートを軸に小細工なしでガンガン攻めていく力強い投球内容で、1安打完封と圧巻の投球を見せた。

デビューイヤーに8勝を挙げ、翌年には11勝と、もともとストレートのキレは抜群だった今永。そのキレが戻り力強さが加わった今季は球威と制球がずば抜けており、カウントを取るのも決め球もストレートという場面をよく目にする。ストレートが走っているからこそ、チェンジアップや今季から割合が増えたスライダー(昨季は約21%、今季は約29%)といった変化球も効果的に決まっている。

1年目は22試合に登板し奪三振が136、2年目は24試合に登板し奪三振が140。3年目となった昨季は、23試合に登板しながら奪三振は80に激減した。そして8試合の登板で既に奪三振60の今季、怪我なく現在のコンディションをキープできれば、奪三振王のタイトルも十分に狙えるだろう。

「自分が投げる試合は全部勝つつもり」「投手陣の柱として引っ張っていかないと」といった強気の発言もあり、自身でも手応えを感じているのだろう。

再び世界の舞台で活躍を

2017年秋に開催された「第1回アジアプロ野球チャンピオンシップ」の日本代表にも選出された今永は、強豪・台湾戦で先発し、キレのあるストレートとチェンジアップを武器に快投。6回を投げて12奪三振、無失点という完璧な内容で鮮烈な印象を残した。

今年の3月9日に行われた、侍ジャパン対メキシコの強化試合では第1戦に先発。球威のあるストレートを軸とした投球で、3者連続三振を奪い2回1安打無失点と、昨季の不振を微塵も感じさせないほどの好投を披露。

今秋には「第2回プレミア12」、来年は東京五輪、再来年は「第5回ワールド・ベースボール・クラシック」と、国際大会が目白押し。国際舞台に強い今永の復調は、侍ジャパンの稲葉篤紀監督にとっても心強いかぎりだろう。今永の復調とさらなる進化は、DeNAにとってはもちろん、日本の野球界にとっても大きな武器となる。

※数字は2019年5月19日終了時点

ⒸYoshihiro KOIKE


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