若手投手陣躍進のロッテは平沢、安田、藤原らドラ1野手のブレイク待ち

若手投手陣躍進のロッテは平沢、安田、藤原らドラ1野手のブレイク待ち

誤算続きの今シーズン

9月も半ばに入り、パ・リーグでは2年連続Bクラスに終わったロッテが3位争いで奮闘している。

思えば、今シーズンは誤算続きだった。大砲候補として獲得したケニス・バルガスはオープン戦から極度の不振が続き、結果を残せないまま5月31日に登録抹消。以来一軍への昇格はない。

守護神候補として来日したジョシュ・レイビンも同様で、6月上旬に初めて一軍に昇格したが、1週間経たずして二軍降格。それ以降、一軍から声はかかっていない。

さらに、先発3本柱として期待された涌井秀章、石川歩、マイク・ボルシンガーが、揃って怪我や不振で満足のいく投球ができていないのだ。

新外国人選手が機能せず、先発3本柱が崩壊。このような事態になれば、下位に低迷してもおかしくはない。だが、この終盤戦まで3位争いを繰り広げていられるのは、若手投手たちの踏ん張りがあるからだ。

ドラフト中位・下位の投手が躍進

近年のドラフトで獲得した種市篤暉、岩下大輝、二木康太、小島和哉ら若手投手陣が、続々と独り立ち。特に高卒3年目の種市の活躍は目を見張るものがある。ストレート、スライダー、フォークとオーソドックスな球種を武器に先発ローテーションに定着した。

岩下もここまで17試合の先発で5勝3敗と結果を残している。故障で二軍落ちしたが、9月13日に一軍復帰。CS争いに間に合わせた。また、二木も7勝9敗と負け越し2つながらチーム最多の127回を投げ、安定した投球を見せている。デビューから3連敗を喫した大卒ルーキーの小島もプロの水に馴染んだのか、8月に先発した4試合中3試合でクオリティー・スタートを達成。防御率は1.88とエース級の成績を残している。

実はこの4投手とも、1、2位指名ではなく3位以下の指名で入団し、這い上がってきた選手なのだ。

<ドラフト順位>
二木康太:2013年6位
岩下大輝:2014年3位
種市篤暉:2016年6位
小島和哉:2018年3位

平沢大河、安田尚憲、藤原恭大の成長がカギ

一方、野手陣ではチームの顔とも言える鈴木大地や荻野貴司、中村奨吾は結果を残しているものの、若手の台頭は物足りない。特に平沢大河(2015年)、安田尚憲(2017年)、藤原恭大(2018年)といった近年のドラフト1位で獲得した「金の卵」は苦しんでいる。

平沢はここまで50試合に出場しながらも定位置を奪うには至っていない。今冬にプエルトリコのウインターリーグへ派遣されることが決まった安田も今シーズンは一度も一軍昇格できておらず、同学年のヤクルト・村上宗隆や日本ハム・清宮幸太郎に水をあけられている。ルーキーの藤原は開幕一軍を掴んだが、序盤で抹消された後は二軍で実戦経験を積んでいる状態だ。

安田は2年目、藤原は1年目の成長途上で「伸びしろ」がある。高卒選手ならば、少しの辛抱も必要だ。その我慢が実を結び投手陣同様に結果を残し始めれば、チームの勢いも一気に加速するはず。投手、野手ともに生え抜きの若手が軸になれば、数年に渡って強いチームをつくることができる。

言わば、ブレイク前の準備期間といったところだろう。今、辛抱して野手陣の底上げができるかどうかが、今後のロッテ躍進に繋がるのではないだろうか。

※数字は2019年9月12日終了時点


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