福岡堅樹が挑む東京五輪7人制ラグビー 15人制との違いは?

福岡堅樹が挑む東京五輪7人制ラグビー 15人制との違いは?

前回リオ五輪4位、リベンジ期す「フェラーリ」

ラグビーの日本代表は地元のワールドカップ(W杯)で初めて8強入りを果たし、準々決勝で優勝2度を誇る南アフリカに3−26で敗れたとはいえ、日本列島を熱狂させて快進撃の幕を閉じた。4年後の2023年W杯フランス大会は4強入りが新たな目標となるが、早くも来年の東京五輪で「セブンズ」と呼ばれる7人制ラグビーに俄然注目が集まっている。

50メートル5秒台の快足を武器に高級スポーツカーの「フェラーリ」と世界で形容されたWTB福岡堅樹は今大会で15人制ラグビーのW杯が最後となり、次は7人制ラグビーでの出場を目指す東京五輪を「ラストステージ」と位置付ける。2016年リオデジャネイロ五輪は3位決定戦で南アフリカに敗れてメダルを逃したが、最後の挑戦で4年越しのリベンジを期し、その後は小さいころからの夢だった医師への道を志す決意だ。

レメキも参戦、前回はNZから大金星

力強い突破が魅力のトライゲッター、ニュージーランド生まれのWTBレメキ・ロマノラバも7人制ラグビーで前回のリオ五輪代表だ。2009年に来日してキヤノン、マツダ、ホンダでプレー。スペースが広く、1対1の要素が強い7人制でリオ五輪4位の原動力となり、その年の秋に15人制で初キャップと新たな夢をつかんだ。

リオ五輪では1次リーグで7人制のオールブラックス(ニュージーランドの愛称)から14−12で大金星を挙げるなど日本は快進撃を見せた。

東京五輪で究極の目標である金メダル獲得を実現させるため、福岡とレメキ以外のW杯戦士も7人制に参戦する可能性が出ているという。

スピード生きる松島にも待望論

今大会、福岡とともに「快足フェラーリ」コンビとして5トライを量産したWTB松島幸太朗にも関係者から待望論が出ている。15人制との兼ね合いもあり、現実的には厳しい見方もあるが、その圧倒的なスピードと突破力はスペースが広い7人制でより生きてくるだろう。

南アフリカの右WTBチェスリン・コルビは170センチとひときわ小柄ながら今大会のスター候補でW杯最高峰のトライゲッターと注目されているが、7人制でもリオ五輪の銅メダルに貢献した。世界を沸かせた福岡、松島の「フェラーリ」コンビが五輪で再結成されれば日本への期待はさらに高まり、南アフリカとの因縁めいた対決も楽しみになる。

リオ五輪はフィジーが金メダル

五輪でのラグビーの歴史を振り返ると、1900年パリ大会、1908年ロンドン大会、1920年アントワープ大会、1924年パリ大会で15人制ラグビーが実施され、長いブランクを経て2016年リオ大会で7人制として復活した経緯がある。女子ラグビーはリオ大会で初めて実施された。

7人制は15人制と同じ広さのグラウンドを使用し、ルールもほぼ同じ。FW3人、バックス4人で構成し、スクラムは3人同士で組む。大会では1日に複数試合をこなすことが基本。試合時間は7分ハーフで、リオ五輪では3位決定戦と決勝は10分ハーフで行われた。

15人制ほどポジションの役割が明確になく、一人一人の瞬時の判断で攻守が入れ替わり、各国のスピード自慢の選手が多いのも7人制の特徴だ。

五輪で初実施されたリオ大会ではフィジーがスピードと即興性にあふれた「マジック」と称さるプレーを随所に見せ、フィジー初の歴史的な金メダルを獲得した。2位は英国だった。日本も五輪で新たなラグビーの歴史を刻めるチャンスは十分にありそうだ。

《関連記事》
▶日本ラグビーの悲願は達成された 夢の続きは4年後のW杯で
▶ジャパンの命運握る快足ウイング福岡堅樹、東京五輪後は医師にトライ
▶40得点で全チームトップの田村優は「世界の名手」になるか


関連記事

おすすめ情報

SPAIAの他の記事もみる

あわせて読む

主要なニュースをもっと見る
社会のニュースをもっと見る
経済のニュースをもっと見る
政治のニュースをもっと見る
国際・科学のニュースをもっと見る
エンタメのニュースをもっと見る
スポーツのニュースをもっと見る
トレンドのニュースをもっと見る
生活術のニュースをもっと見る
地域のニュースをもっと見る

スポーツ アクセスランキング

ランキングの続きを見る

スポーツ 新着ニュース

新着ニュース一覧へ

総合 アクセスランキング

ランキングの続きを見る

東京 新着ニュース

東京の新着ニュースをもっと見る

東京 コラム・街ネタ

東京のコラム・街ネタをもっと見る

特集

特集一覧を見る 動画一覧を見る

記事検索

トップへ戻る