21世紀はオープン戦最下位チームの半分がシーズンも最下位

プロ野球はオープン戦の全日程を終了し、開幕を待つばかりとなった。新型コロナウイルスの感染拡大による日程変更で、例年以上に開幕が待ち遠しいファンも多いのではないだろうか。

開幕までの空白期間が長引き、各チームが練習試合を消化することになったため、オープン戦での不振から脱出する選手、あるいは逆にスランプに陥る選手が出てくることも考えられ、ピークをどこに定めていいか分からない状態は悩ましいところだろう。

たかがオープン戦、されどオープン戦。2020年の一番の驚きは、昨年のセ・リーグ覇者、巨人が最下位となったことだ。2月22日の日本ハム戦と23日の楽天戦に連勝した後は、4引き分けを挟んで9連敗。16試合で2勝10敗4分けの勝率.167と低迷した。

巨人にとっては嫌なデータがある。21世紀に入ってからオープン戦最下位のチームは22チーム中18チームがシーズンでもBクラス、そのうち11チームは最下位に沈んでいるのだ。オープン戦とはいえ、最下位になると勢いがつかず、戦力的にも整っていないことの裏返しと言えるかも知れない。

仮に巨人がBクラスとなれば、4位だった高橋由伸政権2年目の2017年以来3年ぶり、最下位となると長嶋茂雄監督の就任1年目だった1975年以来45年ぶりとなる。

2008年は奇しくも今年と同じ勝率

とはいえ、昨年のセ・リーグ王者にこのデータが当てはまるとは限らない。過去19年間でオープン戦最下位ながらリーグ優勝を果たしたチームも3チームある。「いてまえ打線」が打ちまくった2001年の近鉄、伊東勤監督が就任1年目で日本一に輝いた2004年の西武、そして最大13ゲーム差から逆転優勝し、「メークレジェンド」と呼ばれた2008年の巨人だ。

第2次原辰徳政権3年目だった2008年、オープン戦は2勝10敗3分け。奇しくも今年と同じオリンピックイヤーで、今年と同じ勝率.167だった。嫌なデータも原巨人にとっては「吉兆」かも知れない。

オープン戦最下位チームの公式戦成績


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