クラウドファンディング・プラットフォームを運営する株式会社MOTION GALLERYが、日本全国の小劇場演劇を守るため、集まった金額から手数料などを差し引き、小劇場に均等分配する「小劇場エイド基金」プロジェクトを2020年5月1日(金)にスタートさせる。

「小劇場エイド基金」は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い政府からの外出自粛要請が続く中、閉館の危機にさらされている日本全国の小劇場を守るために立ち上げたプロジェクト。小劇場演劇は 手を伸ばせば届きそうなほどの距離で繰り広げられる緊張感、エネルギーに感動を覚えた人々にとって、他には代え難い存在だ。そして、独特の文化である小劇場で鍛えられたたくさんの才能が、大劇場での演劇をはじめ、いろいろな分野で活躍している。映画、音楽、小説、アニメ、ドラマなどなど、小劇場で生まれた才能たちが、閉塞感があるステイホームの支えとなってくれている。いま、そしてこれから小劇場で活躍する方たちが、 未来のあなたの心を支えるクリエイターになるかもしれない、とのこと。

賛同人からのメッセージ

■八嶋智人(カムカムミニキーナ)

八嶋智人(カムカムミニキーナ)

八嶋智人(カムカムミニキーナ)

劇場とは大小関わらず、人に生きる力を与える場所です。創る者と観る者とで完成する同時代性の芸術です。だから存続していかねばならないのです。 簡単に言うとね、現代を生きてる僕らには必要なものだから、この時世を乗り切って、劇場って場所があるように頑張ろうねって感じです。

■篠井英介(俳優)

篠井英介(俳優)

篠井英介(俳優)

椅子が40席のところお客様わずか3人。舞台には男が6人。そんなこともありました。  
大小あっても劇場は私達の夢の場です。 いつでも創る人、身をおく人のエネルギーが人生を彩ります。どうぞお力をお貸し下さい。お願いします。

■岩崎う大(劇団かもめんたる)

岩崎う大(劇団かもめんたる)

岩崎う大(劇団かもめんたる)

小劇場には小劇場にしかない表現があって、そこにしかない空間があります。 そこに現れたコロナ。大きな打撃を受けました。傷はどこまで広がるかわかりません。でも絶対復活できるんです。それはわかっているんですが、今助けが必要な演劇人を助けて頂けたら幸いです。

■金子修介(映画監督)

金子修介(映画監督)

金子修介(映画監督)

映画の醍醐味が”自由自在の時間”だとすると、演劇は”濃密な空間”が醍醐味で、それを支えているのが劇場。小劇場の空間は、さらに濃密さを増して、芝居と自分を共犯にしてゆく。毒にも見えてたものは糧であった。糧を失った人生は虚しい。小劇場で出会った役者も数多い。宝の箱なのだ。

■水島裕(声優)

水島裕(声優)

水島裕(声優)

大劇場のダイナミックさも良いのですが、 役者の目の表情や息遣い、 一体感などは小劇場で、より味わえるものです。 去年は、立川志らく師匠の作品が「サンモールスタジオ」で公演され、僕も参加させて貰いました。お客様から「こんなに近くで観られるなんて!いつもと違いますね」と好評でした。今、僕に出来るのは、せめてもの恩返しです。「小劇場エイド基金」参加します。

■金田賢一(俳優)

金田賢一(俳優)

金田賢一(俳優)

演者の息吹が直接客席に伝わり、同時に客席の熱がダイレクトに演者を包む。相乗効果は一期一会のエンターテイメントをつくり上げる。小劇場の醍醐味だ。この騒動で小劇場の灯りを消してはなりません。表現者たちはあらゆる手段で発信を続けています。が、本当は生が一番。皆様のお力を貸して下さい。

■高橋いさを(劇作演出家/ISAWO BOOKSTOER主宰)

高橋いさを(劇作演出家/ISAWO BOOKSTOER主宰)

高橋いさを(劇作演出家/ISAWO BOOKSTOER主宰)

負けないぞ! 小劇場演劇の魅力は、まず密閉された空間で行われるという点である。密閉されているからこそ、演者と観客はより濃密な体験を共有することができる。次に多くの観客が密集する点である。たくさんの観客が密集するからこそ、演者の演技にも熱が入るし、観客は同じ感動を共有する喜びに溢れるのである。 さらに演者と観客の距離が近い点である。 両者が密接に接近するからこそ、演者の熱がダイレクトに観客に伝わり、感動も大きい。つまり、小劇場演劇の魅力は「三つの密」によって支えられているわけである。もうおわかりだろう。新型コロナウイルスは、小劇場演劇の魅力のすべてにあからさまな挑戦を仕掛けてきたわけである。この手強い挑戦者にわたしたち小劇場演劇に関わる人間はどう立ち向かうか? 答えは一つである。強い意志を持ってこの不埒な挑戦者を打ち倒すために共闘することである。わたしたちは知恵を絞ってこの敵を倒すために強く団結しなければならない。なぜならわたしたちにとって演劇は必要なものだからである。

発起人からのメッセージ

■仲瑞枝(ステージチャンネル)
ステージチャンネルは2020年1月に「カンゲキ人口の拡大」を 
ミッションとして立ち上げたばかりの、ひよっこのサービスです。
その矢先、2月下旬頃から劇場での公演は中止や延期が相次ぐ状態となり、
このままでは劇場が閉じてしまうのではないか、とこの企画の骨子を3月初旬から考え始めました。

しかし、知名度のない私たちが立ち上げても効果が出ないのではないか、
そうしたら力になるどころか余計なお世話になってしまう。
しかし、こうしているうちに閉じてしまう劇場がある。
このイレギュラーの事態が収束して、劇団が動き始めたとき、
公演を打つ劇場がなくなっているかもしれない。  
街から劇場が消えてしまうかもしれない。
劇場のない町で育つ子にとって、演劇が遠い存在になってしまう。
そうしたら、カンゲキ人口の拡大どころではない。
そんな事態を防ぐために始動することにしました。
勇気を出して声をあげると 多くの人が手を差し伸べてくれ、
小劇場演劇を愛するみなさんの想いが 
ひとつの方向へ動き出すのを実感することができました。
そして、やっと今スタートラインです。
最高のゴールテープはさらに多くのみなさんと一緒に切りたいです。
どうぞよろしくお願いいたします。

■佐山泰三(サンモールスタジオ代表)
子供の頃考えていた未来設計は「夢を与える仕事とは何か?」でした。  
演劇とは小学生の時から自分で劇団を作って学芸会で携わり、大人になって様々な仕事を経験して戻ってみたらやっぱり演劇の世界でした。  
わたしにとってこの場所が一番落ち着き安らぐ世界だったのです。とくに仕込み前のガラーンとした無の空間だけの存在が演劇人のエネルギーで素晴らしい空間へと変化していくのを目の当たりにすると激しく心を揺さぶられます。  
演劇は絵画のように一人で出来るわけではなく数十人全員がひとつの作品の為だけに作り上げ、その瞬間のみに存在する時間芸術です それ故終演後の寂しさは胸に響きます。 その生身の演劇を支えている最も大きな存在が劇場です。 それもマイクの必要のない躍動感がダイレクトに伝わる小劇場なのです。  
私たちの聖域である小劇場を絶対に潰してはならない!との思いでこの「小劇場エイド基金」の設立に手を挙げたひとりになりました。 演劇好きな皆さんのお力がこの世界を守ってくれると信じてます。

なお、小劇場エイド基金 × DOMMUNE キックオフイベント無観客記者会見が5月1日(金)16:00〜17:00に行われる。