2020年6月29日(現地時間)、米・ブロードウェイ事業者団体のブロードウェイ・リーグ(https://www.broadwayleague.com/)が、2021年1月3日までのパフォーマンスを中止することを発表した。

ブロードウェイ・リーグでは、引き続き市や州のトップ、医療関係者などとの協力のものと、再開に向けて計画していくとしており、劇場の清掃や消毒、劇場内での案内、舞台裏での作業等も含め見直しを図っているという。

ブロードウェイ・リーグトップのシャーロット・セント・マーティン氏は、「観客、スタッフが安全にパフォーマンスを再開することができるよう、専門家とともに必要な対策を検討し最善を尽くしています。劇場が閉鎖されたこの期間に、多くの関係者がこう言っていました。『私たちは必ず戻ってくる。語るべき物語をまだ多く持っているのだから』。この言葉のとおり、一刻も早く興行の安全を確保し、産業従事者をこの地に呼び戻し、そしてブロードウェイを愛してくださる全ての人々をお迎えしようと決意しています」と述べている。

ブロードウェイはCOVID-19の影響により、2020年3月12日に中断され、その時点で、プレビュー中の8つのショーを含む31の新しいプロダクションが進んでいた。さらに、8つの演目では、春のオープンに向けてリハーサルが進んでいたという。

日本では、宝塚歌劇が7月17日(金)宝塚大劇場での公演を皮切りに順次再開、さらに8月からは歌舞伎座が営業再開することが発表されるなど、徐々に動き出している。いずれの劇場・公演でも、販売席数を減らすなどの密を避ける対策や入場時の消毒・検温の徹底等、観客の安全を確保するため、徹底した対策がなされている。また、制作側も、7月1日(水)からPARCO劇場にて上演される三谷幸喜書き下ろしの新作舞台『大地』が『大地(Social Distancing Version)』(ソーシャルディスタンスバージョン)として公演されるように、演者の密や接触を避けるための見直し、さらに稽古場でのキャスト・スタッフのマスク着用等、関係するあらゆる面の安全が確保されるよう尽力されている。感染症対策と同時に、劇場席数が限られてしまう分、公演の配信を行うなど、より多くの演劇ファンへ公演を届ける取り組みも試行錯誤されている。すべての関係者へ敬意を表するとともに、今後の動向に注目したい。