2020年3月2日、同月6日から公開予定だった『劇場版ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス』は、新型コロナウイルス感染症対策に基づいた公開延期がアナウンスされた。

2013年の『ウルトラマンギンガ』から途切れることなく続き、「現在進行形のウルトラマン」として多くの支持を集めてきた「ニュージェネレーション」シリーズの主人公たちが全員集結、しかもウルトラマンタイガの父親であるウルトラマンタロウが敵の手に落ち、さらにはニュージェネがクライマックスを迎える!?という話題目白押しの作品でもあり、コロナ禍の中の避けられぬ延期とは言え、ファンからは悲嘆の声が漏れ聞こえた。

それから4ヶ月が経った7月7日、最新作『ウルトラマンZ』も大きく盛り上がる中、七夕に突然届いたのは「劇場公開決定」の報。”特撮の神様”円谷英二氏の誕生日、もしかしたら『ウルトラマンA』の北斗と南か、七夕の星座になったガヴァドンが願いを叶えてくれたのかもしれない。

混迷を極める世界に、”光の使者”ウルトラマンの新作映画は何を届けてくれるだろうか。8月7日の全国ロードショーを、感染対策しっかり守りながら、ぜひ楽しんでもらいたい。

そしてSPICEでは、待ちに待った劇場公開を盛り上げるべく、超特別企画をついに解禁!

その企画とは、まだ撮影の熱冷めやらぬクランクアップ直後に行われた「ニュージェネ ウルトラマン全員集合座談会」!

ニュージェネレーションヒーローズを演じた8人に、劇場版『ウルトラマンタイガ』を、それぞれにとってのニュージェネを語り尽くしてもらう豪華座談会をお届けします!
※本インタビューは『TSUBURAYA CONVENTION 2019』内で行なわれた「ウルトラマンゼロ10周年記念 ニュージェネレーションヒーローズ全員集合!」後に収録されました。

座談会参加者

ウルトラマンタイガ 工藤ヒロユキ(井上祐貴)
ウルトラマンロッソ 湊カツミ(平田雄也)
ウルトラマンブル 湊イサミ(小池亮介)
ウルトラマンジード 朝倉リク(濱田龍臣)
ウルトラマンオーブ クレナイガイ(石黒英雄)
ウルトラマンエックス 大空大地(高橋健介)
ウルトラマンビクトリー ショウ(宇治清高)
ウルトラマンギンガ 礼堂ヒカル(根岸拓哉)

聞き手・タカハシヒョウリ

劇場版『ウルトラマンタイガ』、撮影現場エピソード

――本日は、ニュージェネ全員集合座談会、よろしくお願いします!やっぱりみなさん揃うと圧巻ですね…。今回の劇場版では、全員揃っての変身シーンがあるんですよね?

石黒:そこが注目のシーンですね。

――さきほどのツブコンのステージでも、全員集合での変身を披露していましたが、ファンの前でも披露するのは、どんな気持ちでしたか?

井上:(笑)えーっと…、映画では僕の「バディーゴー!」に合わせて皆さんがそれぞれかけ声を叫んで、一斉に変身するんですけど、撮影でなかなか合わなくて何度もやり直した記憶がすごく強く残っていたんです。なので今日のステージでうまくいくか心配だったんですけど、今日はスラッとできたんで、そういうのも含めてファンの皆さんの前で変身できてゾクッと鳥肌が立ちましたね。

石黒:みんなで変身するのは身が引き締まる思いだったね。「ウルトラマンは自分だけじゃない」っていう映画のテーマを象徴するようなシーンでしたし。

撮影:大塚正明

撮影:大塚正明

――ここまで全員がそろって撮影するという機会はあまりないと思いますが、撮影中に印象的なエピソードはありましたか?

濱田:七瀬さん(ウルトラマントレギア/霧崎役:七瀬 公)が撮影を見に来ていましたよね。

高橋:「いいなあー」って言ってて何か寂しそうだったよ(笑)

石黒:ずっと言ってたよね(笑)

井上:その日は午前中に七瀬さんのシーンの撮影が終わっていて、僕らが午後に一斉に変身するシーンを撮ったんです。七瀬さんはいつもは自分の撮影が終わると帰られるんですけど、その日はずっとスマホで動画撮ったりしてましたね。

石黒:映像をチェックしたりすごく勉強家でしたね。『ウルトラマンR/B』組は何かある?

平田:いつもの劇場版の流れだと、前作のウルトラマンがゲストで登場することが多いんですけど、今回は皆さんと一緒に撮影できるということで、僕たち(平田&小池)ずっとワクワクしていて。いざ始まるとみんなが揃うのは変身シーンの一日しかなかったんですけど、出来上がった映像も圧巻でしたし、僕らも皆さんと一緒ですごく頼もしい感じがして。ウルトラマンの魅力である「横の繋がり」を直に感じられて良かったですね。

平田雄也 撮影:大塚正明

平田雄也 撮影:大塚正明

石黒:本当は『R/B』組が客演の年だったのに、僕達が出てしまって申し訳ない(笑)。

平田:いえいえ、すごく豪華で良かったです!

根岸:『R/B』組は珍しくアクションもしてたよね?

平田:『R/B』っていままでアクションが無かったんです。でも今回はしっかりやらせていただいて、それも楽しかったですね。

――特訓シーンもあるとお聞きしましたよ。

平田:筋トレとかも、アクションとしてやりましたね。

小池:これでイサミとカツミもウルトラマンらしくなったかなと思います。

石黒:濱田プロは何かある?

濱田:僕はタイガとヒロユキが話しているところに入っていく芝居のシーンがあったんですけど、タロウが闇堕ちしてしまってタイガが息子として葛藤しているところに、同じような境遇を味わったリクが絡んでいくのが印象的で、リクの一番先輩らしかったシーンじゃないかと思いますね。

――素晴らしいコメントです(笑)。

石黒:ウルトラマンオタクとしてのコメントが秀逸だね。ファン目線であり役目線でありと。(一同笑)

高橋:僕は、ピリカちゃん(旭川ピリカ役:吉永アユリ)と同じシーンだったんですよ。その日は僕が懇意にしている美味しいプリン屋さんのプリンを差し入れたら、それが彼女が大好物のプリンだったらしくて。すごく喜んでくれて「ウッシャー!」っていう日でしたね。

高橋健介 撮影:大塚正明

高橋健介 撮影:大塚正明

石黒:差し入れが当たったら嬉しいよね、僕も分かる。

高橋:みんな普通に「ありがとうございます」とかは言ってくれるんですけど、彼女は心の底から「毎日プリンのこと考えてるぐらい大好物なんです!」って言ってくれて良かったなあと。

石黒:僕もお世話になっている方におはぎを差し入れしたら「大好物なんだ」って言ってくださって、嬉しかった思い出があります。

――差し入れエピソード、出てきますね(笑)。

高橋:だから、プリンを食べた後のピリカは普段よりちょっと機嫌の良いピリカになってるんですよ(笑)。

根岸:『ギンガS』はアクションが多かったので、今回の映画でもその特色は出せたかなというのはありますね。あと当時はあまり説明しない役だったんですけど、今回は先輩としてウルトラマンの知識などをショウと一緒にヒロユキに伝えるっていうシーンがあったので、そこが新しくて印象的でしたね。

宇治:僕はそうですね……あの……(考え込む)

高橋:いや、考える時間いっぱいあったろ!

根岸:順番で次は自分だなってわかるでしょ!

石黒:じゃあ一回飛ばして井上くんは?

井上:僕ですか? 僕はあるシーンの後で、先輩たちからヒロユキが一言ずつもらうところが、テストや段取りの時からジワジワきてて。「ああ、いいシーンだな」と思いながら演らせていただいたのが記憶に残ってます。

高橋:でも、あんまりそういうのが顔に出ないよね?

平田:「緊張してます」と言ってても割と淡々としてるし。


高橋:「感動してます」と「緊張してます」の時の顔が全く一緒だから(笑)

石黒:でも緊張してる時は目にちょっと出てるのがわかる(笑)。

井上:あのシーンは、本当に好きですね。

根岸:(宇治に対して)さあ、大トリを!

宇治:そうですね……、ヒロユキが上から飛んできて、それを受け止めるシーンが印象的でしたね。

石黒:はは、全部マッスル系だな!(笑)

宇治:最近は台本でもイベントでも、もう当て書きなんで!

宇治清高 撮影:大塚正明

宇治清高 撮影:大塚正明

――座談会の雰囲気だと、石黒さんが結構仕切ってくださる感じがしますが、撮影現場でも、皆さんにとっての頼れる兄貴分といった感じですか?

石黒:いやいや、現場じゃ僕は控えめですよ!

根岸:そんなに誰が仕切ったりということもなく、みんな自由ですね。今日は(※)、小澤さん(『ウルトラマンジード』伊賀栗レイト役:小澤雄太)が仕切ってくださってましたね。 

高橋:だいたい食事会は石黒さんが「やろう!」って言いだして、小澤さんが幹事をやるみたいな(笑)。

石黒:一回を百回みたいに言わないでよ!(笑)。

ここがズルいよ!ニュージェネヒーローズ

――では、ここからは、他のニュージェネレーションヒーローズの、「このキャラのここがズルい!」を聞いてみたいです。たとえば、「もし自分が他の役をやるとしたら、このキャラがやりたい!」とか。

石黒:盛り上がる良い質問しますね〜(笑)

濱田:やっぱり、ガイさんはズルくないですか?

(一同頷く)

石黒:お、じゃあ譲るよ? ガイはこれだけ役が濃いと誰でもできるから。

濱田:でも、石黒さんの人柄とかも含めた部分があってこそのガイさんですよ。みんなそうだけど役柄と人柄がすごくマッチしたキャラクターなんだなと。

――逆に、石黒さんがもしクレナイ ガイじゃなかったらどの役をやりたいというのはありますか?

石黒:……井上くんかな。この中だと、帽子を被っていることが多いでしょう? 帽子があるからカメラアングルが下からなんだけど、たまにカメラ上げて芝居している時があって、「僕だったらもっとこうするな」って考えながら最近の『ウルトラマンタイガ』を見ていたので。帽子を被りながらの走りやアクションってけっこう難しいんですよ。

石黒英雄 撮影:大塚正明

石黒英雄 撮影:大塚正明

――では、ご指名されたヒロユキの方は、やってみたい役はありますか?

井上:『ウルトラマンギンガS』や『ウルトラマンR/B』みたいに、お二人でやられている作品ならではの、二人にしか出せない空気感がありますよね。特に『R/B』のお二人とは去年6月のイベントで初めて御一緒して、フリートークなどでファンの方々と通じ合うようなノリがあって楽しそうだなと思ったので、僕はそういうのに憧れますね。

石黒:支え合ってる感じするよね。控え室でも『R/B』の二人はすごく仲良く話してるし。

――本物の兄弟みたいですよね。では、平田さんはいかがですか?

平田:二人で演じるのはすごく楽しいんですけど、見ての通りカツミってものすごくカジュアルな格好じゃないですか。だから逆に隊員服を着た、昔から見ていたウルトラマンはやってみたいですね。今回の映画の撮影の時にもちょっと着させていただいたりしたんですよ!

高橋:僕のを着ていたんですけど、僕より似合ってましたよ!(笑)

――では、宇治さんは地底人じゃないとしたら何を演じたいですか?

高橋:ショウは最近地底帰ってるの?

宇治:……週1ぐらいは。

高橋:ジム通いの方が多いじゃん!(笑)

宇治:僕は、普通の人間になりたいです(笑)。僕の性質でもあるんですけど、イベント中なかなか役から抜けられないんですよね。もう6年前のキャラクターなんで多少崩してもいいと思うんですけど。

根岸:今日、一番この中でキャラクターを守ってたものね。

宇治:キャラクター 的にもクールなので、はしゃぎたい時も、あんまりはしゃげないんですよね。

石黒:僕もキャラクター 守ってたよ?

高橋:何て返したらいいか後輩が困っちゃうから!

宇治:あと僕も一人でやったことがなくて、二人でやる方が居心地良くてやりやすいので、このメンバーの中で演じるとしたら『R/B』のカツミかな。

根岸:じゃあ僕はアレ(『R/B』イサミ)?

小池:アレって! でも僕と根岸さん、平田さんと宇治さんが同い年なんですよね。

高橋:『R/B』組と『ギンガS』組って仲いいよね。ずっとイチャイチャしてるし。

宇治:この間もプライベートでご飯行ってダーツ勝負したりしましたね。

平田:僕らがボロボロにやられました(笑)

――根岸さんは、いかがですか?

根岸拓哉 撮影:大塚正明

根岸拓哉 撮影:大塚正明

根岸:僕は『ギンガ』『ギンガS』で一人も二人組も経験しているんですけど、地球人キャラなのでリクには憧れますね。父親のベリアルとの葛藤という人間ドラマが描かれているのは素敵だなって。なのでリクがやりたいです!

濱田:でも、衣装がデニムですよ?

根岸:リクやめます!!(笑)

石黒:でもスタイル良いからサイズ合わせればデニムは似合うと思う。

高橋:僕はカツミかなあ。僕は三兄姉の末っ子なので、ずっと弟か妹が欲しかったんですよ。今日もアサヒちゃん(湊アサヒ役:其原有沙)が来られなかったけど、差し入れしてくれたんですよ。僕とリクは知らなくて楽屋行ったら、カツミが「これアサヒがもってきてくれたから、食べて!」って、すごく良いお兄ちゃんだなって(笑)。

――高橋さん、差し入れのエピソード多いですね(笑)。 小池さんはいかがですか?

小池亮介 撮影:大塚正明

小池亮介 撮影:大塚正明

小池:そうですね……、イサミを演じるのは、とても楽しいんですけど、僕自身はどっちかというと根暗なので、明るく、前向きなイサミの性格が羨ましく思っていました。

高橋:え? 無理してたの?

小池:『R/B』のオーディションの時も監督に「どちらがやりやすいですか?」と聞かれて兄のカツミって答えたんですけど、決まったのはイサミだったんで(笑)。もちろんイサミは好きですけど、落ち着いた役も、今後演じてみたいですね。

――この8人の中だと、一番の弟分的な立ち位置となるとどなたなんでしょう?

石黒:僕ですね(笑)。

小池:でも、ある意味ワガママだからアリなんじゃ(笑)

石黒:ワガママじゃないから! でも、僕が死んでいなくなったら寂しいぞー、大丈夫?

――年齢的にはやはりリク(濱田)ですか?

井上:でも全員が先輩ウルトラマンなんで、僕になるんじゃないですかね?

石黒:将来的にリーダーにした方がいいのは宇治君かな。彼以外はみんな自由過ぎ(笑)。

高橋:今日のイベントも宇治君がみんなのフォーマットになってたからね。あと一番好感度が上がったのは、ヒロユキでしょう。

石黒:今日のステージ前にヒロユキに、「二回目だし暴れるんでしょ?」と振ったの。それで「わかりました、暴れます!」って言うからステージに上がるの見ていたら、一回目は普通に歩いてたところをジャンプ気味にスタッと飛ぶように歩いていて「そんだけ!?」ってビックリしたよ(笑)。

――でも、いつかはヒロユキが一番先輩って時がくるかもしれませんよね。

井上:楽しみですけど、まだあまり想像がつかないというか。次の放送もまだなので、どんな後輩ができるのか楽しみにしています。

撮影:大塚正明

撮影:大塚正明

8年目のニュージェネレーション

――ニュージェネは8年目に突入して、皆さんがそれぞれウルトラマンを演じてから多かれ少なかれ時間が経っていますが、皆さんにとっての「ニュージェネ」「ウルトラマンであること」は、どんな物になってきていますか?

高橋:そもそも最初に「ニュージェネ」って聞いた時は「何それ?」って思ったけど、定着したよね。8年って、ウルトラマンのシリーズで一番長く続いてるとか。

井上:僕は『ウルトラマンタイガ』がクランクアップして、イベントなどでファンの方々と触れ合う機会が多くなってきたところなので、皆さんに見られている・応援されているんだっていう意識がどんどん強まっているところですね。ステージに立って「ヒロユキー!」とか声援をいただくと僕も元気をもらえますし、応援してくださる方達が沢山いるんだというのを今まさに肌で実感しているところです。

宇治:僕がウルトラマンを演じているのは日本だけですけど、今日のイベントの模様もSNSで世界に拡散すると思うんです。今は、東南アジアとかでも人気が高まってますし、そうやってウルトラマンが世界規模で知れ渡っていけばいいなと思っていますね。

根岸:『ウルトラマンX』以降、僕はヒカルのUPG隊員服姿で本編に関わるということが無くて、今回の映画で久し振りにこの姿になったんです。でも、取材や動画などでウルトラマンに関わらなかったという年は無くて、ウルトラマンが僕にとっての生活の一部になっています。演じたのは7年前だけど、そのたびに「僕はウルトラマンなんだ」というのを実感できていますね。

高橋:今でも、田口清隆監督や円谷プロの方達から「大地」と役名で呼ばれることが多いのが嬉しいし、今ウルトラマンを見てくれている子ども達が大人になっても僕は彼らにとってずっと「大空大地」だと思うので、役名で呼ばれる度に自分がウルトラマンなんだと実感しますね。

濱田:僕はイベントを見に行くことがすごく多いので、そういう時の僕はただの一ウルトラマンファンとして楽しんでいるんですけど、イベントを見に来ている周りの人から声を掛けられることも多いので、そういう時に「ああっ!」って感じになりますね(笑)。

濱田龍臣 撮影:大塚正明

濱田龍臣 撮影:大塚正明

高橋:違和感ないもんね、龍臣がイベントの客席に座ってても。

濱田:僕としてはそれが普通だったんですけど、そうやって声を掛けてもらえる時に自分がウルトラマンなんだと思う瞬間ですね。

平田:僕は、先代のウルトラマンを演じられた方とお仕事を御一緒したりお会いする機会がある時に、自分が昔見ていたウルトラマンなんだとというのを再認識して、自分も同じウルトラマンをやってるんだと感じることが多くて。自分を外側から見る機会というのはあまりないですけど、今日のこの場みたいに自分と同じ境遇の方がいるんだなって思うと、自分もそうなんだというのを痛感しますね。

小池:僕らはまだ一つ前のシリーズだから、ウルトラマンのお仕事も色々と頂いているので、まだまだ現役感が残ってるんですけど、最近入ったアクションのジムで同期の子とミット打ちやってたら「ウルトラマン…ですよね? 見てました」って声かけられて、そういう出会いもあるんだなって嬉しかったですね。

石黒:僕も大体みんなと同じような想いなんですけど、いまウルトラマンを見ている子ども達が大人になって、僕たちがまだ生きていて「見ていました」「憧れてウルトラマンになりました」とか言ってもらえたら、ウルトラマンになって良かったなっていう真の喜びですね。

劇場版ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックスに向けて、それぞれのメッセージ

――そろそろお時間も終りが近づいてきましたが、ここで映画の見所をお一人ずつお願いできますか?

井上:テレビシリーズの『ウルトラマンタイガ』から半年後のお話なんですけど、最終回でE.G.I.S.の後輩ができたヒロユキが半年間でどれだけ変わったかを見せたかったんです。テレビの時はちょっとヘタレっぽくて、やる気はあるんですが負けて、ホマレ先輩に助けてもらうシーンが多かったんですけど、映画の冒頭ではヒロユキが初めて一人で戦い抜くシーンがあって、そこが僕の中ではヒロユキの成長を見せられたかなと思います。

井上祐貴 撮影:大塚正明

井上祐貴 撮影:大塚正明

宇治:僕はみんなと撮影日程が別々で少なかったんですけど、もっとアクションしたかったですね。

根岸:ショウは、波動とか出しちゃったからね(笑)。

宇治:今回のショウは波動を出す的な飛び道具を使うので、そこが見所ですね(笑)。

根岸:『ウルトラマンギンガ』のヒカルはタロウに対して特別な思いがある役だったので、映画でもそのあたりが少しですけど描かれているので、そこは見てほしいなと思います。

高橋:僕は個人的にですけど、防衛チーム的な隊員が出てきてくれたのが嬉しかったですね。最近のシリーズはチーム私服の時期が続いていたので。

濱田:『ウルトラマンジード』びいきになるんですけど、「親子」っていう部分のお芝居は色々な方に見ていただいて、そこからまだ『ウルトラマンジード』をご覧になってない方に見てもらえるようなきっかけになればと思ってます。

平田:僕たちは劇場版『ウルトラマンR/B』で倒しきれなかったウルトラマントレギアが因縁の相手でもあるんですよね。ヒロユキもまっすぐな所があるからトレギアにぐちゃぐちゃにされて、カツミも前の映画で同じような目に遭わされたので、カツミがどういう気持ちで挑んでいくかを、個人的には注目していただきたいです。

小池:イサミが成長した部分も映画では見られますけど、わちゃわちゃした『R/B』らしいところも残してあるので、そこも楽しんでいただけたらと思います。

石黒:ガイは風来坊という役どころでしたけど、今回このメンバーが集まったことで風来坊ではなくウルトラマンとしてのガイを演じるのが素直に嬉しくて感動しました。

それと同時に、こうやってみんなが集まっての映画や映像がもう無いのかなとも思っちゃうんですよ。僕はウルトラマンに関しては、先を読んで考えることをクセにしていて、それが最初に『ウルトラマンオーブ』を演じた時からの役作りのベースでしたから。

そうなると一緒に撮影していても悲しくなっちゃって、僕はただただ一人悲しんでましたね。

――ありがとうございます、それでは、最後に皆様にメッセージを、石黒さんから……

石黒:僕は、彼(タカハシヒョウリ)は、ウルトラマンになったら良いんじゃないかと思ってるんですよ。楽器を弾いて変身するウルトラマン、良くないですか?

――僕の話は良いんですよ(笑)、石黒さんからメッセージお願いします!

石黒:こうして集まれたのはファンの皆様のおかげですので、本当にありがとうございます。それと同時にこの映画がニュージェネレーションの集大成ですので、各々が感謝の気持ちで演じましたので楽しんでご覧下さい。そして、いつもウルトラマンを愛してくれてありがとうございます。

小池:個性が強いメンバー揃いなので、一回じゃ見きれないと思うので、何度も見て色々な角度から楽しんでいただきたいです!

平田:小さい時にウルトラマンを見ていて、ずっと好きな人もいれば、一度離れて大人になって戻ってきたり、色々な人がいると思うんですけど、今このタイミングでこれだけのウルトラマンが集合して映画が作れたというのは僕たちにとっても光栄なことですし、見ている方にとってもスペシャルな物になると思います。ぜひ僕たちもありがたみを持って演じたので、ありがたみを持って見ていただけたらと思います。

濱田:根岸さんの『ウルトラマンギンガ』から始まって、積み上げてきてくれた物を、ずっとずっと引き継ぎながら8年間。そんな8人が揃って映画になった時の頼もしさは、一ファンとしても「すごい!」って思ったので、ぜひ劇場の大きなスクリーンで見て感動していただきたいですね。

高橋:ここにいる人はみんなそうだと思うんですけど、僕もウルトラマンがメチャクチャ好きで、見てくださるみなさんも好きだと思うので、お互いの好きという想いが劇場やイベント会場、日本や世界を埋められたらそれは何よりだと思うので、これからも僕らはウルトラマンを好きでいつづけるし、みなさんにも好きでいつづけていただけたら嬉しいです。

根岸:客観的に見て、これだけ新しいシリーズが8作も続いているのは本当にすごいことですし、これって僕らだけでなく、ファンの皆さんや制作に携わる方々のおかげだと思っています。この先も僕は新しいウルトラマンが毎年見たいし、そのために僕らの力がお貸しできるなら全力でやります。今後のウルトラマンが、ずっと続いていくことを僕は祈っています。

宇治:『ウルトラマンギンガ』から積み上げてきた物っていうのは、現場の人達の努力で積み上げてきた物だと思うんです。僕は2作目から参加しましたけど、現場も作品自体もどんどん進化してきているし、今後もどんどん進化していくと思うんで、個人的にそこに対してとても期待しています。ファンの人達がいるからこそ続けていけるものだと思うので、今後も応援よろしくお願いします。

――では、最後はやっぱりヒロユキに……!

井上:はい!これだけのすごい方々が集まったニュージェネレーション、タイトルに「クライマックス」とある通り、たぶんニュージェネレーションは最後になると思います。その集大成なので、一回では見きれないと思いますし、70分の間に見所だらけなので、何回も色々な方向で見ていただいければと。あと『ウルトラマンタイガ』は「タロウの息子の物語」で、劇場版ではタロウとタイガの親子の絆が熱く描かれているので、そこも注目して見てもらいたいです。僕も含めて、ウルトラマンが好きな先輩方が集まっているので、これからもウルトラマンをよろしくお願いしますという気持ちで一杯です。

―― ありがとうございました!劇場版、楽しみにしています!

聞き手、タカハシヒョウリを囲んで 撮影:大塚正明

聞き手、タカハシヒョウリを囲んで 撮影:大塚正明

そして、改めて公開を直前に控えたウルトラマンタイガ 工藤ヒロユキ役、井上祐貴からコメントが到着したのでお届けする。

――改めて、この自粛期間どのようにお過ごしでしたか?

家から出ないと体力が衰えてしまうと思ったので、ランニングをする時だけ外に出て、あとは家の中でトレーニングをしていました。また飲食店もほとんど開いていなかったので、積極的に自炊しました。大学時代に飲食店でアルバイトをしていた事もあって、もともと料理は得意な方だったので、そんなに苦ではなく自炊できましたね。あとは、映画やドラマをみれるだけ見て、吸収する時間にしました。

――上映が延期している間に後輩ウルトラマンであるウルトラマンゼットが登場しましたが、どんなお気持ちですか?そして後輩(ナツカワ ハルキ 役 平野 宏周さん)に向けてアドバイスなどがありましたら。

出来れば、『ウルトラマンZ』の放送が始まる前に公開したかったという思いはありますが、タイガのストーリーが繋がっている内容ではないので、あまり意識はしてないです。僕も今Zを楽しく見ていますが、これから劇場版が公開されるので僕自身まだ現役だと思っているので、先輩として何かを伝えたいというよりは、同じ「ウルトラマン」に変身する仲間として、一緒に盛り上げて行ければ良いなと思っています。

――では、改めて映画を楽しみにしている人にメッセージをお願いいたします。

すごくお待たせしましたが、期待を裏切らない内容となっています。出来ればタイガのTVシリーズを見返して、劇場版を楽しんで頂けたら嬉しいです!

インタビュー・文:タカハシヒョウリ 構成:加東岳史 撮影:大塚正明