日本高等学校野球連盟(高野連)は14日、大阪市内で今春に開催する「第92回選抜高校野球大会」の第2回運営委員会を開き、大会入場行進曲を「パプリカ」に決定した。出場32校は今月24日の選考委員会で決定。開会式は3月19日、大会は同日から13日間にわたって甲子園球場で行われる。

 同曲は人気アーティスト米津玄師(28)が作詞・作曲、プロデュースした小中学生の音楽ユニット「Foorin」の楽曲。「2020年とその先の未来に向かって頑張っている全ての人を応援する」という趣旨の「<NHK>2020応援ソングプロジェクト」の楽曲として発表された。東京2020参画プログラムの公認プログラムとしてNHKが申請し、認証を得ている。

 18年8月15日にCDリリースされると、心に響く歌詞とメロディー、親しみやすいダンスで翌19年に子供を中心に人気沸騰。同年の「第61回日本レコード大賞」に輝き、NHK紅白歌合戦にも出場した。YouTubeでの再生回数は1億5000万回を突破。「Foorin team E」による全編英語詞バージョンも発表されるなど、人気はとどまるところを知らない。

 主催者側は選考理由について「今年はオリンピック、パラリンピックの年ということで、同じスポーツイベントである選抜大会もオリ・パラを盛り上げる一助になれれば」と説明。今大会から1人の投球総数を「1週間500球以内」とする投球制限が実施されるなど、改革が進む高校野球界。老若男女が親しみやすい行進曲で令和初の選抜大会をスタートさせる。

 Foorinは行進曲に選ばれ「うれしいし、ありがたい」と歓喜。「『パプリカ』に合わせ、球児の皆さんが甲子園を行進する様子を想像するだけでワクワクします。甲子園という大舞台に緊張するかもしれませんが、曲に合わせて、踊るような気持ちで行進してほしいと思います」とコメントを寄せた。