俳優の渡辺謙(60)が15日、NHK「ごごナマ」(月〜金曜後1・00)にゲスト出演。移住した長野・軽井沢での生活や、俳優論などを赤裸々に語った。

 「ラストサムライ」など数々のハリウッド映画に出演し、ブロードウェイミュージカルに主演するなど、国際派俳優として確固たる地位を築いている“世界の謙さん”。海外で演技の仕事をする際に必ず持っていくものは炊飯器といい、「米の飯をどうしても食べないと。ある程度の都市だとお米は手に入るけど、ちゃんと炊ける炊飯器が、なかなかないので」と笑顔で話した。

 作品に臨む際は、常に緊張感を持っている。「撮影の初日とか舞台の稽古初日とか、前日は寝れないですね」と打ち明け、「ある意味でこれ(緊張感)がなくなったら、自分としては緩んできているっていう気がしますね。緊張するべきだと思うし」。MCの船越英一郎(59)から、「謙さんにとって俳優というものは一体、何なんだというふうに?」と直球質問を受けると、「ちょっとカッコいいかもしれないけど、最大にして一番、最も好きな趣味ですね」と告白した。

 スタジオに感嘆の声があがる中、「これよりも喜びがないんですよ。やっぱり。これ(作品の中)で『あ、よし』って喜びに勝るものはないので。もちろん楽しいことはゴルフをしたりとかいっぱいあるんですけど、これには勝らない」と続け、言葉に力を込めた。俳優は天職?との質問には、「yes」の札を即座に提示。「僕らは作品を通してとか、そういう中で伝えることでしか、お返しができないと思うので。天職と言えば天職だなって思いますね」と語った。

 現在は長野県に住民票を移し、軽井沢の自宅で生活している。「去年かな、住民票を移して長野県民になりました」と報告。移住した理由については、「とても近いんですよ。東京から。通っているうちに仲間もできたんで、住み心地もいいし、飯がうまい」と説明した。「とにかく静か」という軽井沢。“スローライフ”を満喫しているようで、「暖炉に火をつけて、朝飯作って洗濯をして。1日ぼんやり、本を読んだり配信で見れたりすることも多いので、いろいろなものを見て、気が付いたら夕方みたいな感じですよね」と明かしていた。