第93回キネマ旬報ベスト・テン表彰式が11日、都内で行われ、日本映画脚本賞の阪本順治監督(61)が受賞スピーチで「好きな監督は野村克也です」と故人を悼んだ。

 メガホンも執った作品「半世界」で同賞と読者選出日本映画監督賞のW受賞。さらにキャストの池脇千鶴(38)も助演女優賞と、今回最多の3部門で選出された。

 作品化の苦労を振り返り、「公開当時は“桜を見る会”並みの何か、いろいろありまして…宣伝もままならないこともあったんですけど。映画のファン皆さんに支えてもらって選出されたのかなと思っています」とあいさつ。尽力してくれたスタッフ、キャスト、関係各者の名を次々と挙げながら、この日悲報に接した野村氏から受けた影響も口にした。