フリーアナウンサー久米宏(75)が27日、TBSラジオ「久米宏 ラジオなんですけど」(土曜後1・00)最終回に生出演し、06年10月から約14年にわたる放送にピリオドを打った。

 最終回ではラジオへの愛着を口にした。最近の学生が就職活動の準備のためにラジオを聞いているという話題について、自身の学生時代の思い出と照らし合わせてコメント。「小中学校の時は、ほとんどの時間、ラジオとテレビの前ですね。学校に行っていた時間より長いです。帰ってきたら、小学校の時はラジオの前に座ってスイッチを入れて。中学校の時もラジオのスイッチを入れて、夜はテレビ。はるかに学校より過ごす時間が長くて、言われてみれば、僕も勉強したのはラジオとテレビだったな」としみじみ振り返った。

 TBSアナウンサーとして、本格的に番組を担当するようになったのが1970年ごろという。話し手生活50年を振り返り、「70年から仕事をやり始めて、ちょうど50年。何て言うんですかね。十分やったといえば十分やった」とコメント。「僕はクセがある人間なんでね、いっぱい番組をやってきたけど、スタッフは苦労したと思う。このラジオのスタッフも大勢いるんですけど、相当くたびれたと思う。気に食わないと思うし、お疲れだったと思う」と、スタッフの労をねぎらった。

 この番組の終了をもって、久米のレギュラー番組はすべて終了となった。最後は「これでお別れってわけじゃありませんからね。いつかそのうち、ぜひ」と将来の再登場を約束しつつ、放送を静かに締めくくった。