新型コロナウイルスの影響のため、今月27日の放送をもって一時休止に入ったNHK連続テレビ小説「エール」(月〜土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は29日、初回(3月30日)からの再放送がスタートし“2周目”に突入。初回再放送の平均世帯視聴率は17・5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが30日、分かった。

 朝ドラ本放送の枠で異例の再放送。17・5%は第65話(6月26日)までの平均20・6%を下回り、大台割れとなったが、放送再開まで数字の動向が注目される。

 俳優の窪田正孝(31)が主演を務める朝ドラ通算102作目。男性主演は2014年後期「マッサン」の玉山鉄二(40)以来、約6年ぶりとなる。モデルは全国高等学校野球選手権大会の歌「栄冠は君に輝く」などで知られ、昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而(こせき・ゆうじ)氏(1909〜1989)と、妻で歌手としても活躍した金子(きんこ)氏。昭和という激動の時代を舞台に、人々の心に寄り添う曲の数々を生み出した作曲家・古山裕一(窪田)と妻・音(二階堂ふみ)の夫婦愛を描く。

 “2周目”の「エール」は、キャストが役として朝ドラ異例の解説放送(副音声)を行う“特別版”。第1〜6話は山崎育三郎(34)の佐藤久志、第7〜12話は松井玲奈(28)の関内吟、第13〜18話は森山直太朗(44)の藤堂清晴が担当。ドラマの状況説明に加え、キャラクターそれぞれの視点もプラスされるという。

 解説放送は、視覚障がい者のための放送サービスとして番組音声からだけでは伝わらない情報を副音声で補完。朝ドラの解説放送(副音声)は1990年前期「凜々と」から開始。「エール」は声優の山崎健太郎が担当している。

 4月1日から休止していた収録は今月16日、2カ月半ぶりに再開。放送再開時期について、NHKは「収録再開後の状況を見ながら判断してまいります」としている。