秀岳館・鍛治舎監督 今夏限りで退任…体調面は「関係ない。責任は果たした」

秀岳館・鍛治舎監督 今夏限りで退任…体調面は「関係ない。責任は果たした」

 ◇第99回全国高校野球選手権大会1回戦 秀岳館―横浜(2017年8月11日 甲子園)

 第99回全国高校野球選手権大会(甲子園)に出場する秀岳館(熊本)の鍛治舎巧監督(66)が6日、今大会限りで退任する意向を表明した。14年4月に就任し、同校を昨春から3季連続全国4強入りの強豪に育てた。また、大会本部は台風5号接近で荒天が予想されるため、開会式と1回戦3試合を8日に順延すると発表した。

 開会式リハーサル日恒例の監督対談後、鍛治舎監督は単独で席に残って「少しよろしいでしょうか」と報道陣を集めた。そして、思いを明かした。

 「今大会限りで監督を退任したい。言うタイミングをずっと考えていた。敗退後だと敗者に話題が行き、勝者が注目されなくなるなど他校に迷惑がかかる可能性がある」

 横浜(神奈川)との1回戦屈指の好カードが決まった直後の電撃発表だ。熊本大会の準々決勝翌日に突発性不整脈で入院し、準決勝と決勝は病室で観戦した。ただ、体調面の不安は退任とは「関係ない」という。「進退は自分で決めると言ったが、いい時期かなと思った。選手も自分たちでできるようになり、指導者も育ってきた」と言葉を続けた。14年4月に就任し、「3年で日本一」を掲げた。3年がたち、下した決断。部員には午後3時から大阪府内で行った練習で「泣いても笑っても最後」と伝えた。

 今春センバツ前に進退問題が表面化。学校側に監督交代を進める動きがあり、部員の保護者が学校側に続投の嘆願書を提出する騒ぎになった。鍛治舎監督と学校側が協議して19年春までを期限として続投が決まったが、今後の去就は本人に委ねられていた。

 「4回も甲子園に出られたし熊本の野球も育ってきた。責任は果たした」とし、総監督などの形で残る可能性は低い。後任は久木田拡吉前監督が有力。オール枚方ボーイズからの教え子の木本は「監督室の荷物が積んであったので何かあったのかと…。日本一を目標に監督と熊本に来た。胴上げするまで終わらせない」と話した。

 ▼横浜渡辺元智前監督 解説者をされていた時から親しくさせていただいた。県外から行って大変だっただろうが、あれだけのチームをつくり一石を投じた。

 ▼明徳義塾馬淵史郎監督 あの短期間で、あれだけできるのは凄い手腕。できたらお手合わせしたかったけれど(これまでは)機会がなかった。

 ▼大阪桐蔭西谷浩一監督 びっくりというか、残念です。その分、この大会に意気込んでおられると思います。短期間でチーム力を引き上げた指導力は凄い。

 ◆鍛治舎 巧(かじしゃ・たくみ) 1951年(昭26)5月2日、岐阜県生まれの66歳。県岐阜商3年時の69年センバツにエース兼4番として出場し8強入り。早大では5季連続で打率3割以上。松下電器(現パナソニック)入社2年目の75年ドラフトで阪神から2位指名を受けるも入団を拒否した。87〜91年に松下電器監督。中学硬式の「オール枚方ボーイズ」の監督、NHKの高校野球解説者も務めた。

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