藤浪、昇格テスト合格!課題の制球改善 16日メッセ代役も

藤浪、昇格テスト合格!課題の制球改善 16日メッセ代役も

 不振のため再調整中だった阪神・藤浪晋太郎投手(23)が10日、ウエスタン・リーグ広島戦に先発し5回4安打1失点と好投し、1軍昇格を決定的にした。1軍の先発陣は、開幕ローテーションを担っていた秋山、岩貞が不在で、巨人戦に先発したメッセンジャーも負傷降板するなど、台所事情が厳しくなっている。5月27日に出場選手登録を抹消されて以来、2軍で課題克服に努めてきた若きエースが、猛虎の救世主として帰ってくる。

 走者を背負っても、動じない。崩れない。藤浪のあるべき姿が、よみがえってきた。

 「良いボールも、悪いボールもありましたけど、全体的には粘れたと思う」

 昇格テストと位置づけられた一戦で、我慢強く腕を振った。初回、いきなり背負った2死一、二塁のピンチでは、土生を136キロのカットボールで三ゴロに仕留めて無失点。2回、先頭・岩本に153キロの直球を右翼スタンドへ運ばれる先制ソロを浴びても、そこから7者連続でアウトを奪い、被弾を引きずることはなかった。

 3回以外は常に走者を背負う投球を強いられても、追加点は与えない。制球面では2四球を献上しながら、マウンド上で四苦八苦する過去の姿も無い。降雨による2度の中断にも動じず最速156キロの直球で押し、力強く、たくましく、5回を投げきった。

 「抜けるボールもありましたし、納得いかない部分もありますけど、全体的には悪くなかったと思います」

 開幕から、精彩を欠く投球を続け、5月26日のDeNA戦で5回1/3を6安打3失点で降板すると、翌27日に出場選手登録を抹消。首脳陣からは、制球難克服へ、無期限での再調整を命じられた。

 当初は2軍でも制球が乱れる試合が目立ち、7月2日の中日戦では危険球退場となるなど、試練は続いた。そんな中、7月に約3週間、実戦から離れて鳴尾浜球場で福原育成コーチの指導を受けながら投球フォームの修正に着手。中継ぎ登板も2度経験するなど、地道に汗を流し、バランスの取れたフォームを取り戻しつつあった。

 倉敷のマウンドで見せた力投に、掛布2軍監督は「ここ(2軍)でやることは終わったんじゃないかな。時間はかかったけど、次は違うステージでらしさを出して欲しい」とゴーサイン。香田投手コーチも「(藤浪昇格は)選択肢の一つになる」と前向きだった。

 1軍の先発陣は秋山、岩貞が離脱中で巨人戦に先発したメッセンジャーも負傷降板。助っ人右腕の次回登板予定だった16日の広島戦で藤浪が先発する可能性も高くなってきた。

 「(次戦が1軍に)それは上の判断なので。特に何もないです。呼ばれれば、頑張ろうと思いますし」

 胸に渦巻くさまざまな感情は、ぐっと堪えた。やってくる“その時”にすべてをぶつける。(遠藤 礼)

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