昨年7月30日に急死したディープインパクトのラストクロップ(最終世代)となる産駒が、10日に北海道新ひだか町のチャンピオンズファームで誕生したことが分かった。今年、国内で誕生するディープ産駒の中では最も早い誕生とみられる。母は同ファームの生産馬で現役時に4勝を挙げたジュエルメーカー(父エンパイアメーカー)で初子。鹿毛の牝馬で体重は48キロ。同ファームの菅原通次専務は「元気な女の子で標準的な体重で生まれました」と話した。

 ディープインパクトは首の痛みのため昨年3月に種付けを中止しており、種付けされた最終世代は24頭。その大半が海外の繁殖牝馬で国内で誕生するのは10頭以下とみられる。ディープを生産したノーザンファームでも産駒の出産予定は2頭のみ。母ゴーマギーゴーが今月中、母スイープトウショウの産駒が2月末に誕生する見込みだ。

 希少価値の高いラストクロップの誕生に、菅原専務は「母子共に順調に育っており、凄く期待しています。初子の母親は育児放棄することもあるんですが、優しいお母さんでよく面倒をみています」と期待を込めた。順調なら22年夏以降にデビューする予定だ。