◇卓球 全日本選手権第3日(2020年1月15日 大阪市・丸善インテックアリーナ大阪)

 スーパー6年生の松島輝空(そら、12=木下グループ)が男子ジュニア4、5回戦を突破し、8強に進んだ。決勝まで行われる16日に、張本智和(16=木下グループ)の史上最年少優勝記録に挑む。初出場の男子シングルスは1勝したものの、3回戦で敗退した。混合ダブルスは3連覇を狙う伊藤美誠(19=スターツ)・森薗政崇(24=BOBSON)組が4強入りした。

 男子ジュニアの松島が高校生を次々と撃破した。鋭い変化のサーブで主導権を握る。1メートル48の小柄な体からのフォアハンドは大振りに見えるが、コースによく決まった。バックハンドの強烈なカウンターも何度も決めた。

 昨秋のスウェーデン・オープンで、12歳にしてワールドツアーで初勝利した。ジュニアではなく一般での1勝に「シニアで戦える自信になった」と胸を張る。世界を相手にする怪童なら、昨年に並ぶ今大会8強は当然の結果なのかもしれない。

 ジュニア2戦の後、一般を初めて戦った。初戦の2回戦で大学生に勝ったが、続く3回戦では大学生に敗れ、張本が持つ男子シングルスの小6記録「4回戦進出」を逃した。だが、ジュニアでは決勝まである16日に頂点に立てば、張本の14歳205日を超え、12歳262日での史上最年少Vになる。

 「プレッシャーより、(準々決勝は)勝ったことがない相手。向かっていく感じです」。69年世界選手権シングルス銅メダルの田阪登紀夫さんを親戚に持つ逸材。一般でできなかった「張本超え」を、ジュニアでかなえる。