◇大相撲初場所4日目(2020年1月15日 両国国技館)

 33歳のベテランが感極まっていた。2日連続結びの一番での金星。妙義龍が3日目の白鵬に続いて鶴竜を押し出した。

 「ガムシャラに行ったのがよかった。こんな経験ないし、うれしく思います」。押し込まれた土俵際でもろ差しが入り、逆襲開始。一気に土俵外まで押し返す出足の鋭さを見せた。

 取組前の相撲では、同じ境川部屋の豪栄道が大栄翔を首投げで退け、カド番場所の初日からの連敗を3で止めた。名門・埼玉栄高でも同級生だった盟友から力をもらい「みんな大変ですから。自分もいっぱいいっぱいです」と苦笑い。「残りも気分よくやります」と自ら取材を締めようとして「でもまだ10日以上あるか…」と関西人らしいノリツッコミ。さらには「(部屋がある)足立区は遠いんで帰ります」と意気揚々と引き揚げた。