バドミントンの男子シングルスで世界ランク1位の桃田賢斗(NTT東日本)らがマレーシア・クアラルンプール近郊で起きた交通事故で負傷したことについて、日本協会の銭谷欽治専務理事が16日、取材に応じ、世界連盟(BWF)の理事会で再発防止のために声を上げることを明かした。

 桃田らは13日、国際大会に出場後、大会主催者が用意したワゴン車でクアラルンプール国際空港に向かっていたが、高速道路で大型トラックと衝突。マレーシア人の運転手は死亡し、桃田は眉間や唇などに裂傷を負い、同乗していた日本選手団の平山優コーチは右脛(すね)裂傷、歯の損傷、全身打撲、同行スタッフの森本哲史トレーナーは右前腕骨折、脳振とう、全身打撲の診断を受けた。銭谷専務理事はBWFの理事も務めており、2月のBWF理事会で「各国の協会に対して再発防止に努めてほしいという話をする」とした。安全性を高めるため、選手輸送に大型バスの使用などを提案する方針だ。

 前日(15日)に成田空港に帰国した桃田を出迎えた銭谷専務理事は、「(桃田は)大丈夫です、とは言っていた」と明かす。橋本聖子五輪相からも、医療機関の紹介など今後のサポートについてのメッセージも銭谷専務理事の元に届いたという。桃田は精密検査のため、2〜3日は入院する見込み。検査結果次第だが、3月中旬の全英オープン(バーミンガム)でのカムバックを見据える。