◇大相撲初場所5日目(2020年1月16日 両国国技館)

 人気者の平幕・遠藤が、大関獲りの足場固めを狙う朝乃山を寄り倒しで破り、1敗を守った。

 立ち合いからすぐに右を差して左からおっつけ相手を防戦一方にさせる。そして前まわしを取ってもろ差しになると、そのまま一気に前に出た。

 館内の役員室でこの一番を見ていた八角理事長(元横綱・北勝海)は「(遠藤は攻めが)厳しかったね。立ち合いの当たりは物足りないけど、キレは出てきている」と評価した。

 一方で連敗となった朝乃山については「(立ち合いで)はじき飛ばしていない。上位(横綱)がいなくなって、自分がやらなきゃというのがあったんだろうけど、ちょっと気持ちが受け身になった。気持ちが受けてはダメ」と指摘した。

 また玉鷲を下して1敗をキープした貴景勝には「性格的にプレッシャーに強いというのかな。(横綱が休場しても)どっしりしている。雑念を気にしないタイプなのだろう。そこに期待したいね。(上位の責任感という部分では)貴景勝が一番自覚があるんじゃないかな」と話していた。