ボクシングのWBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗(28=BMB)が11日、大阪市内のホテルで母校、関大ボクシング部の創立90周年と自身の7度目の防衛を祝うパーティーに出席した。

 ここで異例の「にらめっこ対決」が実施された。発端は昨夏、同級1位の指名挑戦者ジョナサン・タコニン(フィリピン)を下したV6戦の前日計量にある。計量をクリアした対戦者2人がにらみ合い、決戦ムードを印象づけるフェースオフ。カメラのフラッシュを浴びながら至近距離で対面すると、拳四朗は必死でメンチを切ろうとするものの、すぐに笑い出した。これに相手も笑顔で応じ、握手をかわす。持ち前の明るさで計量会場をほんわかムードに包んでしまった。

 拳四朗には“伝説”がある。18年10月のV4戦前。ドリンクバーに“お子さま価格(小学生以下)”を設定しているファミリーレストランで年齢確認されたという。親しみやすい印象を与える童顔は長所と言えるが、世界王者としてはどうなのかと危機感を抱いた!?母校がフェースオフのトレーニングを課すため、パーティーのプログラムに「にらめっこ対決」を組み込んだ。

 会が佳境に入り、照れ笑いで登壇した拳四朗は子供、同期のボクシング部マネジャーだった女性、大学関係者の3人と対戦し、いずれも苦戦。「苦手ですよ〜。いちばん疲れました」とボヤキながらも、自身を応援してくれる人たちの笑顔に元気をもらった様子。

 今年、来年と年間3試合ずつ消化して具志堅用高が持つ日本記録の13連続防衛到達を目指す方針。次戦について「4〜5月ごろにはやりたい」と話した。出身地である京都での開催にも「できればやりたい」と“凱旋”防衛戦の希望も持っている。