野球解説者の江本孟紀氏(72)が11日、MX「バラいろダンディ」(月〜金曜後9・00)の電話取材に応じ、この日、虚血性心不全のため急死した野村克也氏を偲んだ。

 江本氏と野村氏は南海時代にバッテリーを組んだ仲で、1973年には阪急とのプレーオフ最終戦を制し、優勝に貢献した。訃報は江夏豊氏からの電話で知ったとし「まさかね…まだまだ100歳くらいまで生きると思った」と驚いた。野村氏との一番の思い出は73年の優勝の瞬間で「2人でマウンドで抱き合ったシーンが一番残っています。まさか、阪急に勝てると思っていなかった」と語り、試合中の野村氏はずっと相手の投手のことをほめて「こっちをやる気にさせる策士」と明かした。

 最後に「天国の野村さんに一言声を掛けるなら」と聞かれると「死ぬまで野球、野球と言っていたから、あっちに行ったら野球のない世界を見てきてください。サッチー(故・沙知代夫人)と野球じゃない景色を見ながら、あちら(天国)で楽しく暮らしてもらいたい」と語った。

 この日のMC垣花正(48)も17年に沙知代さんが亡くなった「1年後くらいにラジオでインタビューさせていただいたら、野村さんが沙知代さんのことを名捕手とおっしゃっていた。ただ、寂しいからオレ、もういつ死んでもいいんだ、とおっしゃっていたことが…」と偲んだ。

 ゲストの金慶珠・東海大教授(53)は「野村監督にとって、野球とサッチーがすべてだったんだな、と思います。このご夫婦、印象深いのは顔がものすごい似ていて兄弟みたいでしょ。『顔が似ている夫婦というのは天が授けてくれた縁なんだ』と韓国ではよく言われていて、このご夫婦世間的にはいろんな波風があったが、それでも愛し合ったんだなということがわかる。急な亡くなり方で野球界の方はショックでしょうけど、本当に男としては最高の人生、いい人生だったなと思います」と感想を述べていた。