東京五輪卓球女子日本代表の石川佳純(26=全農)が11日、欧州遠征出発前に羽田空港で取材に応じ「五輪でシード権を獲るために世界ランクを少しでも上げていきたい」と意気込みを語った。

 強行スケジュールでのどたばた出国となった。同日午後、地元・山口でTリーグを戦った後に、渡欧するために羽田空港に移動。山口からの移動便が遅れたため、チェックインカウンター締め切り時間の約5分前に何とか滑り込んだ。出国審査などの時間も迫っていたが「大丈夫です。まだ時間はあります」と報道陣に“神対応”する余裕も見せた。

 石川が今回出場するチャレンジ・オープン(ポルトガル)は普段転戦しているワールドツアーの下部大会にあたる。東京五輪日本代表選手で出場するのは石川のみだが「シードを獲得するには優勝してポイントを稼ぐしかない」と出場を決めた。

 体力的には厳しいが、15年ぶりとなる地元凱旋試合で英気を養ってきた。ポルトガルに続いて、18日開幕のハンガリー・オープンに転戦を予定しているが、石川を応援する大歓声の中で行われたTリーグで個人2勝を挙げ「いつも試合をしていた体育館で懐かしかった。五輪イヤーに試合ができて良かった。(地元の)パワーをもらいました」と疲労も吹き飛んだ様子だった。