大相撲の力士らが12日、東京・両国国技館で献血を行い、98人から39リットルを採血した。88人で35.2リットルだった昨年から3.8リットル増。治療などのために薬を服用している力士らは問診で引っかかってしまうため、関取で採血できたのは平幕の玉鷲(片男波部屋)、霧馬山(陸奥部屋)、十両の矢後(尾車部屋)、旭大星(友綱部屋)の4人だけだった。

 35歳の玉鷲は献血の“常連”。初優勝した昨年初場所の直後に行われた献血は所用のため不参加で、今年が2年ぶり9回目となった。「9回で1番かと思ったら、14回がいた。負けていられない」と笑いながらも、400ミリリットルの採血を終えると「少しでも人の役になれれば」と話した。

 霧馬山は献血で予想外の事実を知らされた。「A型だと思っていたがO型だと言われた」。一昨年も献血をしているため、その時点でO型であることは分かっていたはずだが、どうやらA型と思い込んでいた様子だ。新入幕の初場所で11勝を挙げて敢闘賞を受賞した23歳は、春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)では大きく番付を上げる見通し。「ケガをしないようにして、できれば2桁勝ちたい」と意気込んだ。