クラシックの登竜門「第54回共同通信杯」(16日、東京)の追い切りが12日、東西トレセンで行われ、3戦無敗のマイラプソディは栗東坂路で4F50秒6の自己ベストをマーク。成長した走りで、無傷のままクラシックへ向かうつもりだ。

 驚きの好タイムで成長をアピールした。3戦無敗の逸材マイラプソディは3歳始動戦に向けて、坂路で最終追い切り。ダイナミックなフットワークでゆったり駆け上がり、馬なりのままフィニッシュした。モニターに計時された時計は4F50秒6!!友道厩舎はレース当週にそれほど時計を出さないだけに、指揮官も驚きを隠せない。

 「53秒ぐらいの予定だったし、見た感じも54、55秒ぐらいかなと。(乗り手も)無理はしていないと言っていた。跳びが大きくて、伸び伸び走らせた方がいいからね。具合はいいよ」

 時計が出たのは、この日だけではない。先月30日のCWコースでも、自己ベストを1秒以上も更新する6F79秒9の好時計をマーク。友道師は「走る姿を見ていると、迫力が出てきた。やっぱり、ハーツクライ産駒だね。成長を感じる」と目を細めた。同産駒で昨年の年度代表馬に輝いたリスグラシューのように、父譲りの成長力を秘めている。

 デビューからコンビを組む武豊も1週前追い(5日)で好感触をつかんだ。「前走の1週前にも乗ったけど、あの時は特別良くは思わなかった。前回と比較しても今回の方が動き、雰囲気は良かったよ」と手応え十分。デビューから34年連続JRA重賞制覇が懸かるレジェンドは「東京でどんな走りをしてくれるか楽しみだね」と期待を寄せた。

 この後は皐月賞(4月19日、中山)→ダービー(5月31日、東京)の王道ローテを歩む。友道師は「ダービーの前に、東京を経験しておきたかった。(競馬場に)1泊して競馬をするのは初めて。今までの精神状態からは大丈夫だと思うけどね。いい形で皐月賞へ行きたい」と無敗ロードは譲らない。2歳戦で同じ3戦3勝のコントレイル、サリオスは既にG1タイトルを手にした。ライバルより先に4連勝を飾り、堂々とクラシックへ突き進む。