清水は12日、今季の主将にMF竹内涼(28)、MF金子翔太(24)、DF立田悠悟(21)が就任すると発表した。複数人が主将を担うのはクラブ史上初。“三本の矢”体制を敷くリーダー陣が新シーズンを引っ張る。

 リーダーの任命にも新監督の「色」が表れた。副主将は置かず、初めて主将3人制を採用。今季就任したクラモフスキー監督は「1本の指は弱く見えるかもしれないが、3本だったら強い」と意図を明かす。

 戦国時代の武将・毛利元就が3人の息子に結束を促した「三本の矢」の教えに似た考えで、ボランチの竹内、2列目の金子、最終ラインの立田を指名した。「(主将だからといって)彼らが試合に出ると保証されたわけではない」と前置きした上で「3人ともポジションが違うし、年齢的な部分も考慮して決めた」。この日の全体練習前に選手、スタッフに伝えられた。

 竹内は3年連続の大役に「責任を背負ってサッカーができることは幸せなこと。引っ張っていく姿は見せないといけない」と決意を新たに。クラブ史上最年少で主将となった立田と、選手会長兼務の金子はプロ初の大役のため、経験豊富な竹内にかかる期待は自然と大きくなる。「2人は練習で良い姿勢を見せてくれている。自分らしくやってくれればいいと思うし、(3人で)チームが良くなるようにやっていきたい」と意気込んだ。

 13日はオフ。14日に練習を再開し、16日には今季公式戦初戦となるルヴァン杯1次リーグ・川崎F戦(等々力)が控える。3人のリーダーを中心に一枚岩となって新シーズンに突入する。

 ▼MF金子 周りのことを考えて、あえて厳しいことも言える人が主将だと思う。(選手会長と同様に)重要な役職なのでチームを引っ張っていきたい。

 ▼DF立田 去年副主将を経験して、もっとやらなければならないと感じた。全員が同じ方向を向いて頑張れるようにしていきたい。