ロッテのドラフト1位・佐々木朗(大船渡)が13日、プロ入り後初となるブルペン投球に臨む。待ちに待った瞬間を控え、最速163キロ右腕は「傾斜を使って投げられるのでとても楽しみ」と率直な心境を語った。

 その内容は「5分」の時間設定がされる一方で「球数制限はなし」で行われる。ここまでルーキーと二人三脚で投球の土台をつくってきた吉井投手コーチは「機嫌良くやってくれればいい。球数は皆さんが数えてくれるでしょう。本当は計画よりも2日早いんやで!」と、マウンドで細かな注文を出さないことを明かした。丁寧に1球ずつ投げてもいい。ちぎっては投げるように投球間隔を狭めて球数を数多く放ることもコンディション次第では可能だ。

 この日はブルペン投球を見据え、軽めの練習で終了。投げ足りなかったのか、空き時間には種市とキャッチボールを行い、巨人・菅野、ソフトバンク・千賀の投球フォームもマネする場面もあった。ここまで逆傾斜での投球を練習ドリルに入れるなど、左股関節に体重が乗るフォームを意識してきた。「球速は出なくてもいい。投げて自分の感覚としてよかったら、それでいい」と表情には投げられる喜びがあふれた。

 今キャンプでは注目右腕の育成を吉井コーチに託し、投球練習を一度も視察しなかった井口監督も「明日は見に行きます。まだマウンドで投げている姿を見ていないのでね。楽しみです」と予告した。石垣島キャンプ最終日に指揮官の前でどんな投球を見せるのか。「時間は短いと思うけど、最後までベストを尽くして練習したい」。怪物がいよいよベールを脱ぐ。(横市 勇)