ソフトバンクの2年目右腕、板東湧梧投手(24)が宮崎春季キャンプで、飛躍のきっかけをつかもうとしている。

 第3クール2日目の12日。ブルペンでのネットスローで入念に調整した。ときおり、田之上2軍投手コーチと話し合いながら腕を振った。ワインドアップ、セットポジションの両方を試し、投球数は80球を超えた。

 「ずっと右脚を意識してきたけどうまくいかなくて…。左脚を降ろすときに“バン”というふうにいくと、いい感覚があった。きょうは、つかめた感じがした」

 ネットスローのあとは、シャドーピッチングで反復。課題としてきた下半身の使い方で、せっかくつかんだ感覚が逃げてしまわないように、体に染みこませる作業が続いた。

 徳島・鳴門高校で甲子園に出場し、卒業後はJR東でプレー。2018年のドラフト会議で4位指名され、プロ入りした。

 「高校時代も、社会人のときも、フォームは変わってきた。悪いところをなくそう、と思うと…。結果が出ていれば別ですけど、結果が出ないうちは、いじり続けるでしょうね」

 残念ながらルーキーイヤーの昨季は、1軍登板なし。高校時代は甲子園のイケメンのエースとして、人気だった板東。華やかな声援が似合う男は、地道な努力で1軍を目指す。