◇宮崎・南郷キャンプ(2020年2月12日)

 【キャンプ追球ズーム ここにFOCUS】西武の小関外野守備・走塁コーチが、約10メートルの距離から転がすゴロを外野手が前進しながら捕球する。通常のボールなら簡単なものでも事情が違う。早朝練習で使用するのはリアクションボール。ゴム状で最大箇所の直径7センチ、重さ114グラム。6カ所に突起がある変形球で、バウンドは不規則に変化する。

 「不規則球の捕球も大事だけど、いかに細かい足運びで不規則球に向かうかが重要。いい捕球はいい送球、補殺になる」と小関コーチが狙いを明かす。シーズン中は人工芝球場が多く不規則球練習は少ない。だからキャンプ中にイレギュラーバウンドにも柔軟に対応する足の運びを体に染み込ませる。細かい足の運びになっても、勢いを持続し捕球して補殺につなげる。

 昨季の西武外野失策はリーグワーストの16。正中堅手の秋山がレッズに移籍し、若手の起用も増える。参加したベテランの木村も「初めての練習だけど、いい確認になる」とし、愛斗も「遊び心を持ちながら動きを練習できた」と話す。守備力向上へ、リアクションボールが一助となる。(大木 穂高)