楽天の野村克則作戦コーチ(46)が15日、沖縄県金武町の楽天キャンプに再合流した。父・克也氏の死去により、チームを離れ帰京していた。

 「昨日、お見送りをさせていただきまして。一段落ついた。もし父がいたら“こんなところでゆっくりしているな”と言うと思うので」

 克也氏は11日午前3時30分、虚血性心不全のため84歳で死去した。急逝の知らせを受け、野村コーチは11日早朝に帰京。キャンプ直前には自宅で元気に会話を交わしており、あまりに急な別れとなった。

 17年12月には母の沙知代さんが亡くなった。「何とか父を支えて、1年でも1日でも長生きしてもらって、と思っていた。気持ちのところはすぐに切り替えられないですけど、野球は自分を気持ち的にも変えてくれると思う」と克也氏が監督時代に背負ったことのある73番のユニホームに再び袖を通した。

 95年ドラフト3位でヤクルトに入団。「入団当初は野村監督でしたから。野村野球を次の世代へ伝えていく。そういう役割を持っていると思う」。今後は3月16日のお別れの会までは、チームに帯同して指導し続ける。

 この日は午後1時からヤクルトとの練習試合(金武)が予定されている。「何とか今シーズンいい結果を出して、いい報告ができるように、ということは誓ってきました」と悲しみを胸にしまい込み、気丈に前を向いた。