◇スーパーラグビー第3節 サンウルブズ17―43チーフス(2020年2月15日 秩父宮ラグビー場)

 開幕2連勝を狙ったサンウルブズはチーフス(ニュージーランド)に17―43で完敗したが、2戦連続途中出場のCTB中野将伍(22=早大)が後半に記念すべきリーグ初トライをマークした。

 後半16分に投入された中野の見せ場はその直後。ハーフウェーライン付近でパスをもらい敵陣を独走。インゴールまで残り5メートルで捕まりトライはならなかったが、1万8708人が訪れた秩父宮ラグビー場を大いに沸かせた。試合はその後も一進一退の攻防が続いたが、同34分には敵陣左サイドをパス交換で抜け出し、再び残り5メートルでタックルを受けたものの、「バインドされていなかったので、サポートをしてもらって行った」と相手を引きずりながら前進。14点差に迫るトライを奪った。

 「フィジカルでは負ける感覚がなかったが、もっと付けたいと思う。少し勢い付けられたが、今のままではラインブレークはできない」

 1メートル86、98キロの堂々たる体躯を誇り、大学ラグビー界ではフィジカルモンスターとして名を馳せた中野。世界最高峰のリーグでその力を証明した一方、伸び代も十分だ。隣でプレーしたCTBベン・テオは元イングランド代表。「オフロードパスの出し方、パスの選択肢などは練習から見ている。そこを目指す」と最高のお手本とともに、さらなるレベルアップを図る。