◇鈴木康弘「達眼」馬体診断

 北海道新ひだか町の二十間道路桜並木で知られる大山桜(オオヤマザクラ)は7メートルから20メートルの高さに育つ落葉樹。葉の大きさは8〜15センチ、花径は3〜5センチの大輪で、とにかくジャンボ。馬体重530キロを超える大女ナックビーナスを連想させます。大きくてもバランスがいい。昨年の高松宮記念(14着)時よりも丸みを帯びています。腹周りのボリュームが増してきました。立ち方にも活気がある。毛ヅヤも昨年よりいい。全てが好転しています。

 四肢には「椀(わん)こ」と呼ばれる新たな馬具。四肢の交突で傷つかないようつなぎに装着する保護用の馬具です。昨年の高松宮記念時の写真でつなぎの状態を確認すると、両後肢にかすかな傷痕がついていました。踏み込みが一層強くなったのか。チェーンシャンクを気にして口を割っていますが、7歳になっても成長する姥(うば)桜、いや、頼もしい大山桜です。