新型コロナウイルスの影響で東京五輪の開催が1年程度延期となったことを受け、日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長が25日、都内で取材に応じた。

 延期となったことについて「正直なところ予想より早く方向性が定まった。アスリートの安全を第一に考えての苦渋の決断だった。ぜひ理解をしていただきたい」とし、「気持ちをリセットして2021年に向けてしっかりした準備をしていってもらいたい」とアスリートへのメッセージを口にした。

 既に決まっている代表選手の扱いは今後、大きな問題となる。そのまま21年の代表とするのか、再選考となるのか。80年モスクワ五輪のボイコットで“幻の代表”となった経験がある山下会長は「今回の選考を白紙に戻すNF(競技団体)が出てきた場合、(現代表が)幻に終わる可能性がないわけではない」と前置きし、再選考を含めてどう判断するかは各NFに任せる方針。「その決定を当然、我々は尊重する」と話した。