◇スポニチ後援2020年度JABA東京都企業春季大会第2日 セガサミー6―2東京ガス(2020年3月26日 JR東日本柏グラウンド)

 今秋ドラフト候補の152キロ右腕・森井絃斗投手(20、板野)が先発。8回途中7安打2失点と粘りの投球を見せた。

 2回以外は毎回走者を背負い「いつものようにスライダーでカウントがとれなかった。良くはなかった」と言いながら、冬場に磨いたフォークでピンチを切り抜けた。

 セガサミーの先輩・森脇亮介投手(現西武)から伝授されたフォークをオフに習得。スプリットに近く、以前から使っていたフォークに比べ球速が上がったという。「握りを浅くしたり深くしたりして2種類を使い分けることができた。配球してくれた(捕手の)吉田さんのおかげです」と女房役に感謝した。

 板野(徳島)では当初は無名ながら150キロを投じて「四国No.1」とプロからも注目を集めた。主将を務めた高3夏の徳島大会は決勝まで進んだが鳴門渦潮の前に涙をのんだ。敗戦直後には涙の残る顔のまま、他の部員たちとともにトンボを持ってグラウンド整備。閉会式には負傷交代した捕手・前田の車いすを押してグラウンド入りする姿がスタンドの涙を誘った。

 プロ志望届は提出せずに社会人入りを選択し、今年が解禁年。「きょうもそうだが、僕が一番投げてチームがしっかり勝つことが大事。その上でプロに行けたら」と話した。