【G1ドキュメント・栗東=26日】トレセンの桜並木がこれでもかとばかりに色鮮やか。少しずつ春めき、日中は多少、汗ばむようになった小林。ただ、午後2時すぎの投票所では各厩舎のスタッフが口々に「雨やなあ」「道悪やなあ」と話していた。週末はタフな馬場になりそうだ。

 今回は芝1200メートルに初挑戦する馬が7頭いる。小林の注目はクリノガウディーだ。スタート負けがなく、出脚も速いタイプ。藤沢則師も「スピード負けすることはないと思う。いいタイミングで出て、ジッとする形で運んでくれれば」と見通しを語った。

 最終追いは新コンビとなる和田が乗って感触を確かめた。「位置を取りにいくと掛かってしまう。時計がかかる展開になってほしい。雨が降って混戦になれば…。相手は強いが一発を狙っていく」と意気込んだ。14日の中山牝馬Sでは猛吹雪、不良馬場の中、フェアリーポルカをVへと導いた。悪天候になれば和田…。そんな予感が漂う。

 管理する藤沢則厩舎は意外にも先週21日の阪神3R(トゥルブレンシア)が今年のJRA初勝利だった。「だいたい1、2月で4つか5つは勝つんだけどね。顔で笑って、内心焦って…。今週もポンとうまくいければいいね」。つぼみはついた。あとは満開の時を迎えるだけ。スプリントという新たな舞台に転じ、今度は届く。