◇セ・リーグ 巨人6―5ヤクルト(2020年6月26日 神宮)

 巨人の重信慎之介外野手(27)が劇的な一発でチームに大きな勝利をもたらした。

 4―5と1点を追う9回、1死二塁の場面で途中から2番に入っていた5番手投手・沢村の代打に起用され、8回途中からイニングまたぎとなっていたヤクルト守護神・石山と対峙(たいじ)。1ボール1ストライクからの3球目、真ん中低めに入ってきたスライダーを無人の右翼スタンドへ叩き込み、逆転勝利を呼び込んだ。

 エース菅野が6回途中5失点で降板し、最大4点差をつけられた試合をひっくり返しての劇勝。今季1号があまりに劇的な代打逆転決勝2ランとなった重信は「とにかく次につなぐ気持ちで(打席に)入りました」と振り返り「打った瞬間は“越えてくれ”っていう感じだったんですけど、入ってくれてホッとしました」と笑顔を見せた。

 打球が右翼席に向かって伸びると、ベンチでは原監督がびっくりしたような顔で打球を見つめ、スタンドインするとたちまち笑顔に。ナインも大喜びでヒーローを出迎えた。「これ以上ないほど祝福してくださって本当にうれしかったです」。3カード連続で3連戦初戦を白星で飾り「1戦目はしっかり取ろうと試合前にみんなで話したので、まずは1戦目取れて本当に良かったと思います」と振り返った重信。「(チームの)雰囲気自体は本当にいいと思うので、このまま勝ち続けていきたいと思います」とし、無観客が続くファンへ向けては「声は僕たちに届いていますので、それがきょうも力となって勝ちにつながったと思うので、これからも応援よろしくお願いします」と力強かった。