◇練習試合 県岐阜商14―2高岡第一(2020年6月27日 高岡第一高野球場)

 今秋ドラフト候補で最速146キロを誇る高岡第一・佐伯成優(なりまさ)投手(3年)が県岐阜商との練習試合に先発。5回を投げ13安打9失点と崩れたが、日本ハム、西武など視察した3球団のスカウトに潜在能力の高さをアピールした。

 「キレが良くなかった。カウントを取れる変化球がないので、実力不足です」

 2巡目からタイミングを合わせられ、この日最速だった144キロの真っすぐをことごとく痛打された。習得に励んでいるカットボールを解禁したが、使いこなすまでには至っておらず「かわす技術も身につけないといけない。今日みたいな相手の時にしっかり抑えられる投手にならないといけない」と今後に向けた課題も明白となった。

 手足が長く、1メートル87の長身右腕は佐々木朗希(ロッテ)に立ち姿やフォルムが似通っている。「よく言われるんですが、おこがましい。実力がまったく伴っていない」と謙遜するが「評価していただけるなら行きたい」とプロ入りも見据える。DeNAの進藤達哉編成部部長も「ボールに角度がある」と評価した。

 同じく今秋ドラフト候補に挙がるエース右腕の田中誠央(まお)投手(3年)は6回から救援し、3回5失点だった。

 ◆佐伯 成優(さえき・なりまさ)2003年(平15)1月3日生まれ、富山県砺波市出身の17歳。庄南小3年時「庄南野球スポーツ少年団」で野球を始め、庄西中では軟式野球部に所属。高岡第一では1年夏からベンチ入り。1メートル87、82キロ。右投げ右打ち。

 ◆田中 誠央(たなか・まお)2002年(平14)5月21日生まれ、富山市出身の18歳。寒江小2年時「寒江ブルーミラクルズ」で野球を始め、チーム合併後「呉山スターズ」を卒団。呉羽中では富山ボーイズに所属。高岡第一では1年夏からベンチ入りし、2年秋から背番号1。1メートル80、82キロ。右投げ右打ち。