◇パ・リーグ ソフトバンク7−8西武(2020年6月27日 メットライフD)

 ソフトバンクは27日、西武に7―8で敗れ2連敗となった。前日(26日)に逆転満塁本塁打を浴びた岩崎翔投手(30)が、この日は7回に逆転3ランを被弾した。先発した和田毅投手(39)も3回5失点KO。栗原陵矢捕手(23)、柳田悠岐外野手(31)の新1・2番コンビによるアベック弾も空砲になった。借金は2となり、西武との同一カード6連戦の勝ち越しもなくなった。

 またしても、一発に泣いた。7―5の7回から登板した岩崎が、2死から連打を浴び一、三塁とされると、4番・山川の初球、内角を狙った146キロ直球が外寄りに甘く入った。打球はバックスクリーンに達する逆転3ラン。前夜には木村に逆転満塁弾を浴びた右腕は、ベンチでぼう然とするしかなかった。

 工藤監督は「あの回は彼に任せて、抑えてもらって昨日の悔しさを晴らしてほしかった。打たれたのは残念ですけど、取り戻す時が必ず来ると思う。しっかり練習して、本来のボールを取り戻してほしい。チームに必要な選手。これをバネにしてほしい」と奮起を促した。岩崎は前夜、山川に対しては6球を投じたが全て変化球で四球を与えていた。この日は逆球をスタンドに運ばれ、悔いが残る一球になってしまった。

 今季初めて柳田を2番に据える超攻撃型オーダーを組んだ打線が3回までに7点を奪った。だが、先発したベテラン左腕・和田が3回5安打5失点で降板。「早い回から野手のみんなが点を取ってくれたのに、本当に申し訳ない。その言葉しかありません」とうなだれた。最大5点差をつけながら、2試合連続で手痛い逆転負けを喫した。

 変則日程が組まれる今季、8月まで同じ相手との6連戦が続く。例年までと違い、3連戦後のタイミングで仕切り直しができない中、西武戦は5試合で投手陣が計34失点。勝っても負けてもホームランで決着している。6連戦の負け越しを避けるためには、一発への警戒が大事になる。

 チームは開幕から8試合を消化し3勝5敗と、波に乗れない。投打がかみ合わず、得意の先行逃げ切りができていない。指揮官は「投手は失点が少なくするように。一つでも借金を減らして(勝率)5割を超えて、いい状態になるようにやっていきたい」と巻き返しを誓った。