J1柏のネルシーニョ監督(69)が、“ぶっつけ本番”で挑むリーグ再開に自信をみなぎらせた。チームは30日、7月4日のホームFC東京戦に向けて千葉・柏市内で練習。J1で唯一、他クラブと対外試合を行わずに再開初戦に臨むことについて、指揮官は「チームも仕上がってきている。他のチームと戦わずとも、全く心配ない」と強調した。

 他クラブと対外試合を行うことにより、感染リスクが高まることを懸念した。「対外試合を行わないことよりも、リーグ再開までに感染者を出してしまうことのリスクの方が大きい」と指揮官は説明する。コロナ禍での活動自粛が明けてからは、チーム内だけで紅白戦を実施。既存戦力の把握などに時間を費やし、チーム力を高めてきた。

 今月27日には、一足先にJ2リーグが再開。各クラブが5に増えた交代枠の使い方を見て、ネルシーニョ監督は「戦術的な部分より、選手がゲームに慣れるようにという配慮もあったと思う。我々も交代枠をどう戦略的に使えるかがカギになる」と多くの選手が試合勘を取り戻すために、交代枠をフル活用することも示唆した。

 約4カ月の中断を挟み、いよいよ再開する。「イレギュラーの一年だが、どのチームも条件は同じ。試合で柔軟に対応することが必要になってくる」。J2優勝した翌年の11年に、史上初めて昇格1年目でJ1優勝に導いた名将の下、異例のシーズンに挑む。