◇パ・リーグ オリックス2−3西武(2020年6月30日 メットライフD)

 負の連鎖を断ち切れなかった。オリックスは拙守が響き、泥沼の7連敗に沈んだ。開幕10試合で1勝以下は前身の阪急最終年の88年(1勝9敗)以来で、オリックスでは初めて。不名誉な記録を背負う屈辱の敗戦に、西村監督は「そこ(失策)ですよね。2つとも失点に結びついている」と苦虫をかみつぶした。

 「最初(4回)は2死から、その後も併殺を取れておけば、というところで…」。こう指揮官が振り返ったのは、0―0の4回2死一、二塁だった。中村の一塁への打球をT―岡田がファンブルし満塁を招くと、続く栗山に中前2点打。さらに、2点劣勢の6回無死一塁では山川の三塁へのゴロを中川が二塁悪送球だ。併殺に仕留めたはずが無死一、三塁になってはたまらない。続く外崎の遊ゴロで3点目を献上した。直後の7回にロドリゲスが来日1号2ランを放ったが、反撃もここまで。守乱で与えた3失点が重く響いた。

 前週のロッテとの同一カード6連戦では、史上初の6タテを食らった。連敗ストップを託された先発アルバースは、分岐点となった4回2死まで無安打投球。4回0/3を2失点で敗戦投手となったが自責0では責められない。5回途中から救援した神戸も2回1失点ながら自責0。西村監督は「投手が頑張ってくれていたのでね。結局6回の失点が最後まで…」と絞り出した。

 開幕から10試合を終えて勝率1割で借金は8に膨らんだ。暗すぎるトンネルの出口は見えてこない。指揮官は「10試合というところで、あと110試合、しっかりやっていくしかない」と懸命に前を向いた。(湯澤 涼)