C大阪は6月30日、リーグ再開初戦となるG大阪戦(7月4日、パナスタ)に向けて大阪市此花区で非公開調整を行った。新型コロナウイルスの影響で史上初めて無観客でのダービー開催となる中、FW柿谷曜一朗(30)はライバル撃破へ自信の表情。リーグ戦でのアウェーG大阪戦は、03年を最後に勝利していないものの、今度こそ負の歴史にピリオドを打つ。

 鬼門突破へ、無観客を追い風にする。4歳からC大阪の育成組織で育ってきた柿谷が「大阪で一番盛り上がる試合」と位置づけるダービーに向けて、練習後にオンラインで取材対応。サポーターがいないことに残念な思いを抱きつつ、この一戦でのリモートマッチを前向きに捉えた。

 「ダービーは特にホームのチームにアドバンテージがあるように思う。だからこそ、青と黒のサポーターがいないということはガンバの選手にとって寂しいところもあると思うけど、自分たちにはラッキーかなと。ホームとアウェー、あまり関係なく、自分たちのホームと思って試合ができるんじゃないかと」

 リーグ戦でのアウェーG大阪戦に勝利したのは03年が最後。その後、万博やパナスタではことごとく白星から見放されてきた。声援のない敵地に乗り込むことになった再開後初戦。その利点を語るとともに、本気でリーグ初制覇を目指し、ライバルの強さを知るからこそ必勝を誓った。

 「(G大阪は)あのメンバーなので、正直、勢いがつくと止められない。ダービーで自分たちが止めないとそのまま行ってしまうかもしれないし、そういう意味でも自分たちが最初にしっかり倒して止めないといけない」

 優勝を狙う上で、超えなければいけない壁が今回の大阪ダービーだ。約4カ月もの中断期間があっただけに「Jリーグの中でも一番、良い試合ができれば」と熱戦を約束した背番号8。激しいバトルで視聴者を沸かせつつ、白星だけは譲らない。

 《FW都倉、初戦大阪ダービーに運命感じる》FW都倉が自身初の大阪ダービーを「運命」と言い切った。昨季は第12節G大阪戦の直前に右膝を負傷。手術を伴う大ケガで残りのシーズンを棒に振った。中断期間を経て状態は上がっており「再開(初戦)がダービーというのは運命を感じずにはいられない。プレーで貢献したいし、皆さん(サポーター)の思いに応えたい」と抱負を語った。