◇オープン戦 東芝―巨人(2020年7月1日 東芝グラウンド)

 降雨のためノーゲームとなったが、「1番・中堅」で先発出場した東芝のドラフト候補・長沢吉貴外野手(24)が第1打席でアピールした。

 初回、巨人の右腕・大竹が投じた外寄りのツーシームを逆方向となる左越えへ二塁打。1打席のみだったが持ち味を見せた。「相手が大竹さんで光栄だったし、プロのボールを打てなければ上のレベルへ行けない。雨だったからより一層集中して打席に入った。捕らえられて良かった」と振り返った。

 50メートル5秒7の俊足で佐野日大、日大と学生時代から注目される実力派。ドラフト解禁年の今年はプロ入りへギアを上げている。「足だけじゃないというところを見せたい」と自粛期間中に打撃面の意識を修正し、低い打球とチーム打撃を心がけてきたという。

 同世代の活躍にも刺激を受ける。高校の同期のオリックス・田嶋や甲子園でも対戦した巨人・岡本らの姿に「田嶋はローテーションに入っているし、岡本は巨人の4番。負けられない」と奮い立つ。

 ちなみに「サニブラウンに勝った男」こと中大の五十幡亮汰外野手(4年)は高校時代の2学年後輩。「高校の練習中、走りで勝負したことがあって、その時は勝ったんですが今は負けちゃうかも。本当に速い。刺激になります」と明かす。

 足だけで終わらない選手を目指し、進化を続ける。