フェルナンド・トーレス現役引退記者会見 【一問一答】

フェルナンド・トーレス現役引退記者会見 【一問一答】

2019年8月23日、フェルナンド・トーレスが現役生活にピリオドを打った。盟友アンドレス・イニエスタが所属するヴィッセル神戸戦後、トーレスは多くの報道陣が集まるなか、23時30分頃まで、一つ一つ丁寧に質疑応答を行った。

まず日本のメディアの皆さんには感謝の気持ちを伝えたい。Jリーグがより大きくなり、世界的に有名になる事は私がここに来た重要な目的だった。それには貢献できたように思う。

■現役生活を終えて率直な感想
プロとして18年間プレーでき、恵まれたサッカー人生だったと思う。7、8歳からサッカーを始めて楽しみながらやってきて好きな事で仕事ができた。
ハイレベルな選手達と共にプレーしたり、対戦できた。常に恐れず、諦める事なくプレーしてきた事を誇りに思うし、それは最大の成功だった。

■サガン鳥栖への思い
サガン鳥栖に来る決め手になったのは謙虚で小さな町だけど、野心を語る事に恐れないという所だった。
私は常に困難な物事に立ち向かう人々と共に戦うのが好きなんだ。このクラブには偉大なポテンシャルがあると思う。ピッチ外からクラブの構造を作り、今後数年間で良い方向に向かって行けるよう手助けしたい。

■サポーターへの気持ち
サポーターの方達は悪い時も良い時もどんな時も応援してくれる。1つの宗教のようにね。自分がプレーしたクラブのサポーター達に感謝している。そして、対戦したチームのサポーター達にも自分を成長させてくれたという意味で感謝している。

■多くの功績を持ち、夢を与えられる選手としてのメッセージ
子供達にとって夢や目標を持つ事は重要だ。それが大きくて困難であるほど良いと思う。恐らく子供達にとってのアイドルは謙虚に取り組み、努力をしてきたはずだ。自分もそうやってきたし、皆さんもそうあって欲しい。
スポーツマンの道には、あなたにはできないなどネガティブな物事を言い、あなたを迷わせる人もいるが、そういう人達を遠ざける必要があり、自分を助けてくれる人達と共に物事に取り組み、自分を信じるべきだ。

■トーレスの信念は?
日本に来た時、私はそれを示したいと話した。良い時も悪い時も常に100%で取り組み、ハードワークをする。それは私が知る唯一の成功のやり方。努力を惜しまないという姿勢は貫けたと思う。

■Jリーグに35試合出場した中で最も印象に残った試合
1つ選ぶなら、間違いなく昨シーズンの横浜F・マリノス戦だね。(残留に大きく前進させる決勝ゴールを決めた)

■今日、感動したシーンはありましたか?
セレモニー中の映像で流れた(スティーブン・)ジェラードのメッセージやビジャやイニエスタとの抱擁は感動的だったし、涙がこらえきれない瞬間だった。でも今日は悲しい日ではない。今後、サッカーをプレーしていない時に寂しく思うかもしれないけど、今はこういう終わり方ができて幸せな気持ち。

■キャリアを通して後悔した事はあるか?
何もないよ。

■鳥栖のサポーターは、あなたの加入によってチームの注目度や知名度が格段に上がり、感謝している。
トーレスにとって鳥栖のサポーターの存在とは?
私はクラブにとって世界に繋がる窓を開ける役割をした。そして、鳥栖には素晴らしいサポーターがいる事を世界に示した。彼らは悪い時も良い時も常に喜びとポジティブな気持ちを与えてくれた。昨シーズン、残留が決まり泣いて喜んでいたように、それはサポーターのパッションであり、多くの事を教えてもらった。

■グラウンドの外からどのような働きをするか
まず最初に必要なのは全員が同じ方向を見るオーガナイズ。どのようなスタイルでプレーしたいのかというクラブの方向性を決め、下部組織でそのスタイルを身につけられるよう育成する。そして何よりチームの周囲をポジティブな雰囲気にする事。シンプルだけど簡単ではないと思う。

■日本で学んだもの
重要な価値観の1つ、リスペクト。その感覚はこの国の人々に多くを学んだ。日本の人々は私たちのプライバシーを守ってくれた。家族とも落ち着いて出かけられるように一定の距離を保つなどリスペクトを示してくれた。それは人に対するリスペクトだけではない。公園など様々な場所が非常に清潔に保たれていたり、自然へのリスペクトだったり、私の子供達は人として重要な事を学んだと思う。今後も日本の様々な場所で色々と学んでいくと 思う。

■Jリーグのストロングポイントとは
選手個人の質が非常に高い。それにスタジアムの質。スタジアムは常に満員だし、サポーター達は常に応援し、相手をリスペクトしてくれる。

■世界のトップレベルで戦ってきた上で日本のサッカーから学んだ事は
Jリーグは歴史的にまだ若いリーグだと思う。そのため、クラブもまだ若く多くの点で向上し続けている。私が見てきて重要だと思う事は、サッカーはチームスポーツだという事を理解する事だと思う。チームとしてトレーニングを行う必要がある。ここではあまりにも個人のトレーニングに特化している。それ故、個人のクオリティが非常に高い選手が多いんだと思う。だけど、チームとしての同調をもっと考えていく必要がある。選手のクオリティが高いのでJリーグの将来は明るいし、大きなポテンシャルを秘めている。その素晴らしいクオリティをチームとして機能させていく事だけだと思う。

■キャリアを通して多くのゴールを決めてきたが、ゴールへの意欲はどのように維持してきたか?
ストライカーというポジションを選んだからにはゴールを決めなければならない。FWの選手がレギュラーとしてピッチに立つにはゴールを決め続ける必要がある。だから、私もそうする必要があった。良いプレーをしてもゴールを決めなければ、監督からは外されてしまう。なので、これからFWでプレーする若い選手にアドバイスするなら、“ゴールを決めろ、うまいプレーをする必要はない”と言いたい。

■家族の存在について
彼らも分かっているように家族は私にとって最も重要な存在。今日はスペシャルな日だという事は話していた。子供達は小さいから理解してないかもしれないけど、妻はキャリアの最初から良い時も悪い時も一緒だった。選手人生は最高に楽しんだので、これから家族と共に新しい歴史をスタートさせる。きっと良いものになると確信している。この先、子供達が大きくなり、私のキャリアについて本で読んだり、映像で見たりして知れば、私の成し遂げた事を理解してくれると願っている。


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