敗者の顔を覗かせるバルサ 想像以上の重圧に押しつぶされる新メンバー

敗者の顔を覗かせるバルサ 想像以上の重圧に押しつぶされる新メンバー

もう何年も前からバルサはリーガを制覇するためにメッシのプレーにすがっている。彼の類稀な才能は常にチームの傷口を塞いできた。
しかし今シーズン、バルサの10番はまだ75分間しかプレーできておらず、それと平行するかのようにバルサも低調なパフォーマンスを続けている。まるでスイッチが入らないのだ。


今シーズンのスタートは主力の怪我や新戦力の加入、若手の台頭もあり新たな先発メンバーが顔を並べるバルサだが、昨シーズンから続く負のスパイラルを抜け出せずにいる。


バルサは昨シーズンから7試合、アウェイゲームでは勝利から遠ざかっている。4月23日に行われたアラベス戦から5ヶ月もの間勝利を手にしていない。敵地での戦いに挑むチームは敗者の顔を覗かせている。


グラナダ戦後にサポーターに対して謝罪するデ・ヨングの様子は恥ずべきものである。同一戦のデ・ヨングはバルサの先発選手のなかで唯一及第点の出来を披露したのだから。彼が想像していたバルサとは違い、同オランダ人MFはがっかりとした景色を見ているようだ。


バルサはチャンスを作り出すことにも苦戦している。そしてリーガ最多の9失点を許している守備は崩壊している。
「我々はより圧倒的な存在でなくてはならない」とバルベルデはグラナダ戦前にコメントした。しかし、いまだにプレーシーズンのようなプレーを続けており、組織を確立できていない。


最も顕著なのは、サイドでは機能しないことを露呈しているグリーズマンである。彼はアトレティコで得ていた喜びを感じられていない。同フランス人にとってウィングがベストポジションでないことは周知の通りだが、ここまで存在感を無くすことは想像できなかった。
現在のグリーズマンはフィットできずにミュンヘンへと去ったコウチーニョを思い起こさせる。


また、辛い先発デビューとなったジュニオルも苦戦している。グラナダ戦での致命的ミスは彼の頭から離れることはないだろう。バルベルデは昨年に同じようなミスを犯したフアン・ミランダを今回のジュニオルと同様にハーフタイムで交代させた。その後ミランダにチャンスが巡ってくることはなかったが、ジョルディ・アルバの離脱中はジュニオルのフル稼働が必須であり、一刻も早くチームに馴染むことが期待されている。


バルサでプレーすることは忍耐的なテストなのかもしれない。多くの新加入選手は予想以上の重圧に耐えかねている。
この逆境に立ち向かう16歳のアンス・ファティの存在はバルサの数少ない明るい材料となっている。グラナダ戦でも0-2という状況を打破すべくメッシと共に後半から投入された。


しかし、バルサの不安を払拭するためにはメッシとファティの力だけでは不十分だった。5試合で勝ち点7という数字はこの25年間のバルサで最もひどい数字である。
リーガが3ポイントシステムを導入してから初めての出来事である。すでに季節は秋を迎えているが、バルサはまだ厳しい夏を過ごしている。

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