FCバルセロナの中枢部は現在2つの指標に沿い活動を行っている。一つは来シーズンに向けたチームの強化。もう一つは、新型コロナウイルスによる経済の悪化を見据えた可能な限りの予算削減である。

新型コロナウイルスの影響により今夏の移籍シーズンでは苦戦が予想されるものの、前シーズンもコウチーニョの移籍交渉等の苦境を経たバルサには問題を打開する経験値が備わっている。

2019年7月にアトレティコ・マドリーに契約解除金1億2,000万ユーロ(約142億円)を払って獲得したアントワーヌ・グリーズマンだが、早くもバルサ上層部は売却の方向で動いている。

バルサはこの1億2,000万ユーロを可能な限り取り戻すために、できるだけ良い条件でグリーズマンを売却する必要がある。

期待を背負いバルサに加入したものの、既に強化部門はこのタイプの選手は今のバルサに必要ないと判断している。バルサ加入後、一定の成果を出してきたグリーズマンだが、時間の経過とともにその存在は薄まり、クラブが支払った高額な対価に見合う結果は残せていない。

グリーズマンの市場価値を鑑みて、バルサは違約金1億ユーロ(約118億円)でこの選手を手放すだろう。マンチェスター・シティやパリ・サンジェルマン、チェルシー、アーセナルと言った強豪クラブが関心を示すものとみられる。

またバルサには、グリーズマンとトップクラスの選手のトレードというオプションも存在する。

夏の移籍シーズンに好条件のオファーが舞い込まない場合、最終的な手段として来シーズンもバルサに残留するというオプションもある。この場合、バルサはグリーズマンに重要な役割を託さざるを得ないだろう。